2. Slon デーモン

実際に Slony-I レプリケーションを遂行するプログラムは slon デーモンです。

Slony-I クラスタ内のそれぞれのノードに対して、それらのノードが "master" もしくは "slave" に係わらず、1つの slon インスタンスが必要です。MOVE SET または FAILOVER でノードの役割りを交換できるので、slon はプロバイダとサブスクライバ双方として機能する必要があります。これらのデーモンはいかなる特定のホスト上でも走ることは必須ではありませんが、考慮すべきいくつかの原則があります。

現時点で2つの"ウォッチドッグ"スクリプトが利用できます。

slon_watchdog2 スクリプトは多分通常、むしろ走らせるものでしょう。最初の COPY SET を行うのに沢山の時間を要すると予想される非常に大規模なレプリケーションセットを購読する時の一点だけ、走らせるのは好ましくありません。この場合に問題となるのは、2時間も SYNC が行われれず、slon の再起動を要求する何かの支障があり、そこで COPY SET 事象の再起動が起こると言う事例がありました。より最近では COPY SET が進行中であることを検出するスクリプトが書き換えられました。