Quickset Puppy へようこそ!
このCDは QuicksetパピーリナックスライブCDです。
パピーリナックスを ベースに初期設定が簡単にできるようアレンジしたものです。
ベースとなる版との相違はこの文書に記載しています。
パピーリナックスはライブCD(のiso形式ファイル)で供給されており、このライブCDをパソコンに挿入して起動するとパピーリナックスがすぐに使えます。機種によって起動時に[Delete]キーあるいは[f・1]キー、[f・2]、[f・9]、[f・12]キーなどを押して
BIOSの設定や起動メディアを選択する必要のある場合があります。
お使いのパソコンの説明書を参照ください。
また パピーWikiの「パピー初心者入門」や、パピーリナックス日本語版サイトや パピーリナックス日本語フォーラムなどからも情報が得られるでしょう。
- ハードウェア条件
- PC/AT互換パソコンで、CPU: Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上。
ハードディスクあるいはUSBメモリ上にインストールする場合、 空きエリアが640MB以上。
メモリーが380MBあるとかなり快適に使えます。
メモリが256MBあるいはそれ以下でも、ハードディスク上に256MB以上の個人保存ファイルを作成、あるいは仮想メモリの利用でスムースに動作します。
初期設定
ライブCDから起動すると、うまくいけば800x600の画面サイズでデスクトップと初期設定画面が現れます。
必要に応じて言語や地方時、キーボードレイアウトなどを変更してください。
初期設定は日本語、日本標準時、日本語キーボードに設定されています。
ご使用のPCのハードウェアによってデスクトップがうまく現れないときは、
CDのブートアップメニューで「Safe mode」を試してください。
起動プロセスが終わりコマンドを受付けられるようになったら「xorgwizard」とタイプしてください。
起動時にネットワークインターフェース(eth0)が検出され、DHCPが取得できる状況ならば、ネットワークは自動的に接続されます。
自動設定の仕組み
ハードウェアに応じた自動設定の仕組みはもともとパピーが持っています。
Quicksetは初期設定を1画面でできるようにしたものです。
そのためにいくつかのスクリプトを修正しています。
- /usr/sbin/firstsetup (新規作成)
- /usr/sbin/xorgwizard (パラメータにより画面サイズ指定可能にした)
- /usr/sbin/delayedrun (firstsetupを起動)
- /usr/sbin/wizardwizard (firstsetupをメニューに)
- /usr/bin/xwin (画面サイズ800x600を自動設定、 /etc/profileの読み込み)
- /etc/rc.d/rc.network (自動接続)
下記のファイルに初期設定がされています。
- /usr/bin/X
- /etc/X11/xorg.conf
- /etc/videomode
- /etc/localtime
- /etc/keymap
- /etc/profile
QuicksetパピーライブCDの作り方
パピーリナックス4.3系をベースにQuickset版を作るのは簡単です。
ただしgrub4dosに対応したpupremaster2が必要です。
4.3以降の日本語版や最新のwoof(December 21,2009以降)で作成されたものなら大丈夫です。
そうでない場合はpupremaster2を最新のものと差し替えてください。
4.2x以前のバージョンでは最新の pupremaster2がうまく動かないかもしれません。
- オリジナルのパピーをRAMモード(ブートオプション 'puppy pfix=ram')で起動してください。
- グラフィックは Xvesaに設定してください(サイズは自由)。
- firstsetup-xxx.pet をインストール。
- 必要ならば remasterpup2 を更新。
- オプションで追加パッケージをインストール(任意)。
- pupsaveconfig-xxx.pet
- grub4dosconfig-xxx.pet
- frugalinstaller-xxx.pet
- Remasterpup2 を立ち上げます。
- Remasterpup2 が pup-xxx.sfs を作成したら、 /mnt/PARTITION/puppylivecdbuild 内のファイルを以下のように整えます。
これ以外の不要な *.msg, isolinux.*, logo.16 などのファイルは取り除いてください。
- vmlinuz ... もとのまま
- initrd.gz ... もとのまま
- pup-xxx.sfs ... 作成されたもの
- grldr ... /usr/lib/grub4dos内にあるものをコピー
- splash.xpm ... /usr/share/doc/firstsetup 内にあるもの。
あるいは 640x480ピクセルで 14ビットインデックスカラーの任意の xpmファイルに差し替えできます。
- README.HTM ... /usr/share/doc/firstsetup 内にあるものを必要に応じ編集
- menu.lst ... /usr/share/doc/firstsetup 内にあるもの。タイトルは適宜編集
- Remasterpup2 を続行し、CDを焼くか isoファイルを作ります。
Puppy Linux 4.3.1JPqs is arranged by Shinobar(Masaki Shinomiya) in January 2010
パピーをお楽しみください!