2-1.Firefox 3以降のブックマーク

 Firefox 3以降、SeaMonkey 2.1以降のブックマークは2つのブックマークを扱うことができます。
 「Firefox 3以降のブックマーク1」「Firefox 3以降のブックマーク2」と書かれた枠でグループになっていて、それぞれにブックマークファイルのファイル名の設定と変換の設定を行います。

Firefox 3以降タブ

各項目の説明

テキストボックス

 変換・同期・編集対象となるブックマークのファイル名をフルパスで入力します。

参照ボタン

 変換・同期・編集対象となるブックマークを選択します。
 ファイルオープンダイアログが開くので、Firefox 3以降のブックマークファイル(places.sqlite)を指定してください。

検索ボタン

 後述するブックマークファイルの自動検出を行います。

実行

 このチェックボックスにチェックを入れると変換・編集の実行対象になります。
 チェックが外れている場合は変換・編集ボタンを押しても内容は変わりません。

ブックマークツールバーを無視する

 このチェックボックスにチェックを入れるとブックマークツールバーの内容を同期・変換・編集の対象から外します。

最適化

 このチェックボックスにチェックを入れると同期・変換・編集後のFirefoxのブックマークに対して最適化を行います。

スマートブックマークフォルダを他のブラウザのブックマーク・お気に入りに出力する

 このチェックボックスにチェックを入れるとスマートブックマークフォルダをFirefox 3のブックマーク以外のブックマーク・お気に入りにも出力します。
 他のブラウザのブックマークファイルを通してFirefox 3にブックマークを移動する際やFirefox 3と他のブラウザでブックマーク・お気に入りの並びを統一する際に使用します。
 Firefox 3以外ではスマートブックマークに相当する機能は存在しないので、他のブラウザのブックマーク・お気に入りにスマートブックマークフォルダを出力した場合、スマートブックマークフォルダは単なる無効なURLのブックマークになります。スマートブックマークフォルダが出力されたブックマーク・お気に入りを再度Firefox 3以降のブックマークに変換するとFirefox 3ではスマートブックマークフォルダを使用することができます。

 このチェックボックスにチェックを入れない場合はスマートブックマークフォルダをFirefox 3以外のブラウザのブックマーク・お気に入りには出力しません。スマートブックマークフォルダが他のブラウザのブックマーク・お気に入りでは邪魔なときに使用します。

ブックマークファイルの自動検出

 Mozilla Firefox 3以降、SeaMonkey 2.1以降のブックマークファイルは初回起動時に自動で検出されます。

 Mozilla Firefox 3以降、SeaMonkey 2.1以降のブックマークを検出すると下のメッセージボックスが表示されます。
Firefoxブックマーク設定ダイアログ
 ここで、「はい」を押すと表示されているプロファイルのブックマークを「Firefox 3のブックマーク1」に設定します。
 複数のプロファイルが存在する場合は希望するプロファイルが表示されたところで「はい」を押してください。

 複数のプロファイルが存在する場合は、最初に設定したブックマーク以外を「Firefox 3のブックマーク2」に設定するかどうかを問い合わせるダイアログが表示されるので同様に「はい」「いいえ」を押してください。

 BookSync Version 2.54以降ではSeaMonkey 2.1以降のブックマークも検出できるようにしましたが、SeaMonkey 2.1以降のブックマークと同じファイル名のSeaMonkey 2の履歴ファイルも検出するため、SeaMonkey 2で使用しているプロファイルが表示された場合は「いいえ」を押してください。

 自動検出をやり直したい場合は「検索」ボタンを押すことで再度ブックマークファイルの自動検出を行います。

Mozilla Firefox 3以降ののブックマークファイルの場所

 Mozilla Firefox 3以降では プロファイル作成時に指定したディレクトリ(デフォルトでは(APPDATAフォルダ)\Mozilla\Firefox\Profiles\(生成されたディレクトリ名).(Mozilla Firefox 2のプロファイル名)\)の下にあるplaces.sqlite というファイルがブックマークのファイルです。

 APPDATAフォルダのパスは下記のとおりです。
 アップグレードインストールを行った場合(例:Windows NT4.0から2000にアップグレードインストールを行う)等、特殊なインストールをした場合は場所が異なることがありますので、各自で確認してください。

OS場所
Windows 95/98/Meシングルユーザー Windowsディレクトリ\Application Data(例 C:\Windows)
Windows 95/98/Meのマルチユーザー及びWindows NT4.0 Windowsディレクトリ\Profiles\ユーザー名\Application Data(例 C:\Windows\Profiles\Tatsu)
Windows 2000/XP Windowsをインストールしたドライブ:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data
Windows Vista/7/8 Windowsをインストールしたドライブ:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming