CatMemoNote

これはメモを管理するためのソフトです。

バージョン1.8.2
動作確認Windows 7/XP/98
開発環境Windows 7, Visual C++ .NET
ソフト種別フリーソフトウェア
公開日2008/06/01
更新日2012/12/23
著作者Pyo (PapparaSoft)
連絡先 Web: http://www.cc9.ne.jp/~pappara/
Mail: tenku.ginga@gmail.com

目次

インストールとアンインストール

インストール方法

特別なインストール作業はありません。任意のフォルダに解凍して使用できます。「CatMemoNote.exe」の実行ファイルから起動できます。 解凍後のフォルダ移動やUSBメモリなどに入れて使用することも可能です。

アンインストール方法

レジストリは使用していませんのでフォルダごとごみ箱に入れてください。作成したメモは管理フォルダ(初期状態では「メモ」フォルダ)にテキストファイルとして保存されています。

バージョンアップ方法と注意点

本体の機能向上に伴い、ファイル構成や暗号化方法などの仕様が変更される場合があります。したがって、各バージョン間でのソフトの設定の引継ぎは基本的にできません。 特に暗号化方法が変更された場合には旧バージョンのメモは開くことができなくなります。 お手数ですが新しいバージョンのほうで設定を再度行って頂けますようお願いします。

具体的なバージョンアップ手順は以下のようになります。
万一のデータ消失に備えバックアップをとってから行うとよいでしょう。

  1. 旧バージョンのパスワード設定されているメモをパスワード解除する
  2. 旧バージョンのソフト本体を含むフォルダを退避させる(フォルダ名の変更など)
  3. 新バージョンのソフト本体を含むフォルダを旧バージョンがあった場所へ移動
  4. 新バージョンのソフトを起動
  5. 管理フォルダを再度登録する
  6. 任意でメモにパスワードを設定する
  7. 各種の動作設定を行う

基本的な使い方

画像サンプル1:メインウィンドウ

「CatMemoNote.exe」を起動すると次のようなウィンドウが現れます。通常のウィンドウ操作とほぼ同じように操作できます。左側がメモの一覧で、右側がメモを編集するテキストエディタになっています。

アプリケーションの操作は、タイトルバーやタブ、メモ一覧、テキストエディタ部分などそれぞれの場所を右クリックして表示されるメニューから行えます。

タイトルバーのボタンは右から終了ボタン、最大化ボタン、最小化ボタン、最前面ボタンの4つが表示されています。最前面ボタンは画面を常に手前に表示するかを切り替えるボタンです。 タブの横にある検索ボックスから編集中のメモ内の文字を検索できます。ウィンドウの下部分のステータスバーには、カーソル位置の行数と列数などが表示されます。

メモ一覧の右クリックメニューや空白部分のダブルクリックでメモを作成することができます。メモ一覧はツリー状に表示することが可能で、マウスでドラッグしてメモの順番を自由に入れ替えることができます。

タスクトレイのアイコンをクリックすると、ウィンドウの表示/非表示を切り替えることができます。

終了するときは通常のウィンドウと同じように右上の×ボタンから終了できます。

管理フォルダについて

このソフトではメモ(テキストファイル)の保存や参照を行うフォルダを「管理フォルダ」と呼んでいます。 初期状態では実行ファイルと同じ場所にある「メモ」フォルダが管理フォルダに設定されています。

管理フォルダは画面上部のタブに一覧表示されます。タブの右クリックメニューや空白部分のダブルクリックでタブ(管理フォルダ)を作成できます。 初期状態ではタブを新しく作成すると実行ファイルと同じフォルダに管理フォルダが作成されます。オプション画面の「タブ」の「保存先フォルダ」から保存先を変更することもできます。

画像サンプル2:管理フォルダ

また、図のようにフォルダをタブにドラッグ&ドロップして管理フォルダを登録することができます。 登録するフォルダが実行ファイルがあるフォルダ直下の場合は実行ファイルからの相対パスで登録されます。

管理フォルダ内にあるテキストファイル(拡張子は「.txt」)をメモとして認識し、メモ一覧に表示します。その他の管理フォルダ内にあるファイルやフォルダは管理されません。

ディレクトリ構成とアプリケーションの動作

画像サンプル3:ディレクトリ構成

実行ファイルを起動すると管理フォルダ(初期状態では「メモ」フォルダ)の中のテキストファイルを検索してメモ一覧に表示します。 アプリケーションによって作成されたメモや編集したメモは自動的にテキストファイルとして管理フォルダへ保存されます。具体的なテキストファイル上書きのタイミングは以下です。

・ アプリケーションを終了するとき
・ 最小化するとき
・ 別のメモを読み込むとき
・ パスワードを設定するとき
・ 管理フォルダを変更するとき

Ctrl+Sなどに割り振られているショートカットキーでも上書き保存が可能です。 テキストが変更されていない場合には上書き保存は行いません。

アプリケーションを終了するときに「system.ini」が作成されます。 オプション画面からキーワードを変更すると「keyword.ini」が作成されます。 これらの拡張子が「.ini」のファイルは削除してもメモ本文には影響はありませんが、それまでの設定は初期化されます。

メモ(テキストファイル)やタブ(管理フォルダ)を削除するとWindowsのごみ箱に入ります。

設定ファイルについて

このソフトでは次の種類のファイルに設定を保存しています。

システム設定ファイル「system.ini」

ソフト全体の設定を保存しておくためのファイルです。 アプリケーション終了時に実行ファイルと同じフォルダに自動的に作成され、起動時に読み込まれます。 このファイルには、タブやメモの順番や各メモのフォント情報などが記録されていますので定期的にバックアップすることをおすすめします。

詳細については以下をご覧ください。

システム設定ファイル仕様

キーワード定義ファイル「keyword.ini」

キーワード定義ファイルはテキストエディタのキーワード色分けを定義するためのファイルです。 オプション画面からキーワードを変更すると「system」フォルダの中にキーワード定義ファイル「keyword.ini」が作成されます。 ファイルの書式は以下のようになります。





<
>
#

キーワードは一行ずつ指定されます。各キーワードの長さが63バイトを超える場合は63バイト以内に収めて読み込まれます。 空行はキーワードグループの区切りになっています。 キーワードグループの数に制限はありません。

ショートカットキー一覧

変更可能なショートカットキーは以下のように初期設定されています。

種類操作ショートカットキー
ウィンドウ操作 [ウィンドウ] 終了 Alt + F4
[ウィンドウ] 最大化 F11
[ウィンドウ] 最小化 F12
[ウィンドウ] 最前面表示 Ctrl + T
[ウィンドウ] 半透明化 Ctrl + Q
[ウィンドウ] ウィンドウシェード Ctrl + W
[ウィンドウ] 自動的に隠す
[ウィンドウ] メモ一覧表示 Alt + M
[ウィンドウ] タブ表示 Alt + T
[ウィンドウ] ステータスバー表示 Alt + S
[ウィンドウ] フォーカス移動 Ctrl + Tab
[ウィンドウ] タスク表示切り替え Ctrl + Shift + T
[ウィンドウ] オプション Ctrl + O
メニュー表示 [メニュー] タイトルバーメニュー Alt + Space
[メニュー] メモ一覧メニュー
[メニュー] タブメニュー
[メニュー] 検索メニュー
[メニュー] メモ選択 Alt + D
[メニュー] タブ選択 Alt + F
[メニュー] 定型文選択 Alt + I
[メニュー] ツール選択 Alt + G
メモ操作 [メモ] 前に追加 Ctrl + N
[メモ] 後に追加
[メモ] 下の階層に追加
[メモ] リスト先頭に追加
[メモ] リスト末尾に追加
[メモ] 名前の変更 F2
[メモ] 削除 Ctrl + Delete
[メモ] 前のメモ Ctrl + ↑
[メモ] 次のメモ Ctrl + ↓
[メモ] 上にスクロール
[メモ] 下にスクロール
[メモ] 1番目のメモを開く Ctrl + 1
[メモ] 2番目のメモを開く Ctrl + 2
[メモ] 3番目のメモを開く Ctrl + 3
[メモ] 4番目のメモを開く Ctrl + 4
[メモ] 5番目のメモを開く Ctrl + 5
[メモ] 6番目のメモを開く Ctrl + 6
[メモ] 7番目のメモを開く Ctrl + 7
[メモ] 8番目のメモを開く Ctrl + 8
[メモ] 9番目のメモを開く Ctrl + 9
[メモ] 10番目のメモを開く Ctrl + 0
[メモ] アイコン1に変更 Alt + 1
[メモ] アイコン2に変更 Alt + 2
[メモ] アイコン3に変更 Alt + 3
[メモ] アイコン4に変更 Alt + 4
[メモ] アイコン5に変更 Alt + 5
[メモ] アイコン切り替え↑
[メモ] アイコン切り替え↓
[メモ] 上に移動 Alt + ↑
[メモ] 下に移動 Alt + ↓
[メモ] 左に移動 Alt + ←
[メモ] 右に移動 Alt + →
[メモ] ツリーの開閉 Alt + Num +
[メモ] すべてのツリーを開く Alt + Num *
[メモ] すべてのツリーを閉じる Alt + Num /
[メモ] 結合 Ctrl + Shift + J
[メモ] パスワード設定 Ctrl + P
[メモ] 一行目をメモ名に設定 Ctrl + L
[メモ] 選択テキストをメモ名に設定 Ctrl + K
[メモ] 現在メモの上書き保存 Ctrl + S
[メモ] メモ一覧更新 F5
[メモ] 名前をコピー Alt + ,
[メモ] パスをコピー Alt + .
[メモ] プロパティ表示 Ctrl + Enter
タブ操作 [タブ] 新規タブ作成 Ctrl + Shift + N
[タブ] 名前の変更 Ctrl + F2
[タブ] 削除 Ctrl + Shift + Delete
[タブ] 前のタブ Ctrl + ←
[タブ] 次のタブ Ctrl + →
[タブ] 左に移動 Ctrl + Alt + ←
[タブ] 右に移動 Ctrl + Alt + →
[タブ] 左にスクロール
[タブ] 右にスクロール
[タブ] 1番目のタブを開く Ctrl + Shift + 1
[タブ] 2番目のタブを開く Ctrl + Shift + 2
[タブ] 3番目のタブを開く Ctrl + Shift + 3
[タブ] 4番目のタブを開く Ctrl + Shift + 4
[タブ] 5番目のタブを開く Ctrl + Shift + 5
[タブ] 6番目のタブを開く Ctrl + Shift + 6
[タブ] 7番目のタブを開く Ctrl + Shift + 7
[タブ] 8番目のタブを開く Ctrl + Shift + 8
[タブ] 9番目のタブを開く Ctrl + Shift + 9
[タブ] 10番目のタブを開く Ctrl + Shift + 0
[タブ] 選択テキストをタブ名に設定 Ctrl + Shift + K
[タブ] 名前をコピー Ctrl + Alt + ,
[タブ] パスをコピー Ctrl + Alt + .
[タブ] タブを登録
[タブ] タブを閉じる
[タブ] パスを変更 Ctrl + Shift + \
[タブ] 保存フォルダを開く Ctrl + \
[タブ] すべてのタブを閉じる
[タブ] 左のタブを閉じる
[タブ] 右のタブを閉じる
テキスト編集 [編集] フォント変更 Ctrl + @
[編集] 文字サイズ+ Ctrl + +
[編集] 文字サイズ− Ctrl + -
[編集] 行間+ Ctrl + Shift + +
[編集] 行間− Ctrl + Shift + -
[編集] 折り返し切り替え Ctrl + U
[編集] 縦書き Ctrl + I
[編集] 上にスクロール
[編集] 下にスクロール
[編集] 壁紙切り替え Ctrl + B
[編集] 指定行へ移動 Ctrl + J
[変換] 小文字
[変換] 大文字
[変換] ひらがな
[変換] カタカナ
[変換] 半角
[変換] 全角
[変換] 大文字/小文字の反転 F10
テキスト検索 [検索] 検索 Ctrl + F
[検索] 前へ検索 Shift + F3
[検索] 次へ検索 F3
[検索] 選択テキストを前へ検索
[検索] 選択テキストを次へ検索 Ctrl + Shift + F
[検索] 全検索ウィンドウ表示 Ctrl + G

テキストエディタにキーボードフォーカスがある場合は上記ショートカットキーに加えて次のキー操作が可能です。

種類操作ショートカットキー
テキスト編集 切り取り Ctrl + X, Shift + Delete
コピー Ctrl + C, Ctrl + Insert
貼り付け Ctrl + V, Shift + Insert
すべて選択 Ctrl + A
元に戻す Ctrl + Z
やり直す Ctrl + Y, Ctrl + Shift + Z
行の先頭へ移動 Home
行の末尾へ移動 End
1ページ上へ移動 PageUp
1ページ下へ移動 PageDown
テキストの先頭へ移動 Ctrl + Home
テキストの末尾へ移動 Ctrl + End
単語の先頭へ移動 Ctrl + ←
単語の末尾へ移動 Ctrl + →
単語の先頭まで削除 Ctrl + BackSpace
単語の末尾まで削除 Ctrl + Delete
オートインデント実行(または回避) Shift + Enter
挿入/上書きモード切り替え Insert
再変換 変換

また、メモ一覧にキーボードフォーカスがある場合は次のキー操作が可能です。(初期状態ではメモ一覧へのフォーカス移動が無効になっています。フォーカス移動を有効にするにはオプション画面の「その他」タブから「メモ一覧のキーボードフォーカスを有効にする」を設定してください。)

種類操作ショートカットキー
メモ操作 メモを作成 Insert
後に追加 Enter
メモの削除 Delete
前のメモ
次のメモ
リスト先頭のメモを開く Home
リスト末尾のメモを開く End
ツリー開閉 ←, →
フォーカス移動 Tab
すべて選択 Ctrl + A

定型文挿入機能

日時や署名などよく使う定型文を登録しておくことで、必要なときに定型文を編集中のメモに挿入することができます。 定型文には以下の$からはじまる文字(特殊記号)を指定できます。

日時の変換例は「2009年6月21日 午後9時31分5秒」を例にしています。

種類特殊記号変換後の値変換例・備考
フォーマット済み日時 $1 日付 2009/06/21
$2 時刻 21:34:05
$3 日付と時刻 2009/06/21 21:34:05
$4 年月日 2009年6月21日
$5 年月日と曜日 2009年6月21日(日)
$6 年月日と時刻 2009年6月21日 午後9時34分5秒
$7 和暦 平成21年6月21日
$8 和暦(アルファベットと数字) H21.6.21
$9 英語表記 June 21 2009
日付 $Y 年月日の年 2009
$y 年月日の年(下2桁) 09
$m 年月日の月 6
$M 年月日の月(2桁) 06
$f 年月日の月(英語3文字) Jun
$F 年月日の月(英語) June
$d 年月日の日 21
$D 年月日の日(2桁) 21
$w 曜日(英語3文字) Sun
$W 曜日(英語) Sunday
$a 曜日(日本語)
$e 和暦の元号(日本語) 平成
$E 和暦の元号(アルファベット) H
$j 和暦の年 21
$J 和暦の年(2桁) 21
$A 十二支
時刻 $g 時刻の時(12時間制) 9
$G 時刻の時(12時間制2桁) 09
$h 時刻の時(24時間制) 21
$H 時刻の時(24時間制2桁) 21
$i 時刻の分 34
$I 時刻の分(2桁) 34
$s 時刻の秒 5
$S 時刻の秒(2桁) 05
$p 午前/午後 M
$P AM/PM 午後
編集情報 $@ 選択テキスト (選択されていない場合は文字カーソル位置の単語です)
$L 1行目のテキスト
$_ クリップボードのテキスト
$/ 総行数 1
$, 総文字数 0(改行はカウントしません)
$B 総文字数(全角) 0(改行はカウントしません)
$C 総文字数(半角) 0(改行はカウントしません)
$. 総バイト数 0
$= カーソル行 1
$: カーソル列 1
$| カーソル位置 0(先頭からのバイト単位です)
$l 選択行数 0
$? 選択文字数 0(改行はカウントしません)
$b 選択文字数(全角) 0(改行はカウントしません)
$c 選択文字数(半角) 0(改行はカウントしません)
$[ 選択開始位置 0(バイト単位です)
$] 選択終了位置 0(バイト単位です)
$* 選択バイト数 0
ファイル情報 $x メモの名前 新規メモ
$T メモのファイル拡張子 .txt
$X メモのファイルパス C:\CatMemoNote\管理フォルダ\新規メモ.txt
$z メモのフォルダ名 管理フォルダ
$Z メモのフォルダパス C:\CatMemoNote\管理フォルダ
$+ メモの作成日時 2009/06/21 19:52:37
$' メモの更新日時 2009/06/21 21:30:41
$` メモのアクセス日時 2009/06/21 21:34:05
$- メモのファイルサイズ 0(バイト単位です)
$# 実行ファイルのフォルダパス C:\CatMemoNote
$^ 現在テーマフォルダ名 CatMemoNote
$~ 現在テーマフォルダパス C:\CatMemoNote\theme\CatMemoNote
$% 現在の背景画像ファイルパス C:\CatMemoNote\theme\CatMemoNote\back.bmp
その他 $! 変換後のカーソル位置 (定型文挿入後この位置へ文字カーソルを移動します)
${ 変換後の選択開始位置 (\}と組み合わせて使用します)
$} 変換後の選択終了位置 (\{と組み合わせて使用します)
$$ $の文字 $
$t タブ文字
$n 改行

例えば定型文を「$Y/$M/$D」にすると「2009/06/21」と変換されて挿入されます。
特殊記号の「$!」または「${」、「$}」を使用しない場合は挿入テキストの末尾へ文字カーソルを移動します。

外部ツールとの連携

外部ツール実行機能ではプログラムやファイルを「CatMemoNote」から起動させることができます。 外部ツールのコマンド(ファイルパスやURLなど)、パラメータ(コマンドライン引数)、作業フォルダ、それぞれに定型文挿入機能と同じ特殊記号を指定できます。

以下は外部ツールの設定例です。

【電卓の起動】
コマンド: calc

【選択テキストのファイルやURLを開く】
コマンド: $@

【選択テキストをGoogleを利用して検索】
コマンド: http://www.google.com/search?hl=ja&q=$@

メモ本文のURL、メールアドレス、ファイルパスを自動的にリンクし、ダブルクリックでリンク先を開くことができます。 ダブルクリック時の動作は以下のようになります。

リンクの種類動作
URL WebブラウザでURLにアクセスします。
メールアドレス メールソフトにメールアドレスを渡して起動します。
ファイルパス ファイルやフォルダを関連付けられたアプリケーションで開きます。
相対パスの場合は管理フォルダがルートディレクトリになります。

URLとメールアドレスについてはオプション画面の「キーワード」タブより起動するソフトを指定できます。 なお、リンクをShiftキーを押しながらダブルクリックすると、起動するソフトを切り替えることができます。

また、先頭が「memo:」から始まるテキストは「メモリンク」として認識されます。メモリンクは「memo:」以降の記述に従いメモやタブを開いたり、テキストの特定の位置へのカーソル移動ができます。 見出しへのリンクなど参照先として指定する場合などに利用できます。

記述例動作
memo:○○ 「○○」メモを開く
memo:□□/ 「□□」タブを開く
memo:□□/○○ 「□□」タブの「○○」メモを開く
memo:□□\○○ 「□□」タブの「○○」メモを開く
memo:#3 現在のタブの3番目のメモを開く
memo:#1/#3 1番目のタブの3番目のメモを開く
memo:[ABC] 現在のメモの先頭から初めに見つかった「ABC」の位置へ移動
memo:□□/○○[ABC] 「□□」タブの「○○」メモの「ABC」の位置へ移動
memo:□□/#3[ABC] 「□□」タブの3番目メモの「ABC」の位置へ移動
memo:○○[#10] 「○○」メモの10行目へ移動
memo:○○[#10,#5] 「○○」メモの10行目5列へ移動
memo:○○[#10,#5,#7] 「○○」メモの10行目5列へ移動し7バイト目までテキスト選択

「/」または「\」で区切られた要素の数と、[ ] で囲った要素によりリンク先の解析が行われます。 リンク先を開く際に、リンク先がない場合や解析できない場合はなにもしません。 詳しい仕様については以下になります。

パスワードによる保護

画像サンプル5:パスワード設定

メモにパスワードを設定するとファイル内容が暗号化され、ファイル内容を隠すことができます。

パスワードを知っている人だけ暗号化したファイルを開くことができます。 そのため、パスワードは忘れないように管理することをおすすめします。「パスワードのヒント」機能もご活用ください。

暗号化は完全ではありませんので本当に重要なメモの管理には使用しないでください。

テーマについて

テーマは、アプリケーションの外観をカスタマイズするための機能です。ウィンドウ内の文字の大きさや配色などを変更することができます。テーマは普通のテキストファイルや画像ファイルで作成することが可能です。詳細については以下をご覧ください。

テーマ仕様

その他の機能

ドラッグ&ドロップ操作

マウスのドラッグ操作により以下のような操作が可能です。

操作説明
メモ 左ドラッグ メモの移動
左ドラッグ + Ctrl メモのコピー
タブ 左ドラッグ タブの移動
メモをタブへ 左ドラッグ 指定タブにメモを移動
左ドラッグ + Ctrl 指定タブにメモをコピー
フォルダをタブへ 左ドラッグ フォルダのタブ登録
ファイルをメモ一覧へ 左ドラッグ テキストファイル(*.txt): メモとして作成(元のファイルはなくなりません。)
それ以外のファイル: なにもしない
ファイルをエディタへ 左ドラッグ 単一テキストファイル(*.txt): ファイル内容をカーソル位置に貼り付け
単一画像ファイル(*.bmp): エディタの背景画像を変更
それ以外のファイルや複数ファイル: パスをカーソル位置に貼り付け
左ドラッグ + Ctrl パスをカーソル位置に貼り付け

メモの移動やコピーは、ツリー構造で行われます。タブのコピーには対応していません。
複数のファイル・フォルダのドロップに対応しています。

その他

本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。
以下の事項に同意できる方のみご使用頂けます。

1. 本ソフトウェアの使用により生じたいかなる損害も作者は責任を負いません。
2. アーカイブの再配布や転載を行う場合はファイル内容を改変してはいけません。
3. 本ソフトウェアの作者はサポート、不具合修正の義務はありません。

プログラムの不備でメモ内容が消えてしまうなど不具合が発生するかもしれません。
メモのバックアップはこまめにとっておくことをおすすめします。

謝辞

エディタ部分はnakkaさんの「nEdit」をカスタマイズして使用しています。 通常のエディットコントロールとメッセージに互換性があり、拡張性が高いのが魅力です。 優れたソフトウェアを公開してくださっている作者様に感謝いたします。

nEdit
Copyright (C) 1996-2005 by Nakashima Tomoaki. All rights reserved.
http://www.nakka.com/

その他、作成するにあたり多くの書籍やインターネット上のドキュメントが参考になりました。 公開してくださっている方々、また掲示板などで情報提供をしてくださった皆様に厚くお礼申し上げます。

FAQ よくある質問とその答え

Q. ソフト起動中に別のテキストエディタでメモを編集することはできますか。

現在開いているメモでなければ問題ありませんが、排他制御は行っていませんので一度ソフトを終了させたほうが安全です。このソフトではテキストに変更があった場合に上書き保存するようにしています。
(オプション画面の「複数起動を許可する」にチェックを入れた場合でも同様の注意が必要です。)
また、エクスプローラなどから管理フォルダのファイルに変更があった場合、常に同期をとっていないのですぐに「メモ一覧」に表示されません。「F5」キーなどでメモ一覧を更新することでメモ一覧に表示されます。

Q. メモ一覧に表示されるメモが管理フォルダ内のテキストファイルと一致しません。

「F5」キーなどでメモ一覧を更新してください。このソフトでは管理フォルダ内のテキストファイル検索結果と設定ファイルとの照合処理を省略し、動作を高速化しています。そのため、エクスプローラから管理フォルダ内のテキストファイルの追加や名前変更を行った場合に、メモ一覧とテキストファイルが一致しないことがあります。

Q. バックアップはどのように行えばよいですか。

メモのデータはすべて管理フォルダ(初期状態では「メモ」フォルダ)にテキストファイルとして保存されていますのでフォルダごとコピーする方法はいかがでしょう。バックアップから復旧させるにはその逆を行えば良いので手軽です。
メモのツリー順番やアイコン設定などもバックアップする場合は、CatMemoNote本体のフォルダにある「system.ini」ファイルもメモのデータと対にしてバックアップを行ってください。ソフトのすべての設定は「system.ini」ファイルに保存されます。アプリケーションの突然のハングアップも起こりえますので、設定ファイルも定期的にバックアップすることをお勧めします。

Q. 間違ってメモを削除してしまいました。

メモを削除するとWindowsのごみ箱に入ります。そちらから削除したメモ(テキストファイル)を通常のファイル操作と同じように元に戻すことができます。「F5」キーなどでメモ一覧を更新することでメモ一覧に表示されます。タブも同様に削除されるとごみ箱に入ります。

Q. 「タブを作成または登録してください。」などのメッセージが表示されました。

このソフトでは、メモの保存や参照をするためのフォルダを一つ以上登録する必要があります。タブの右クリックメニューやタブの空白のダブルクリックでタブを作成することができます。詳細は管理フォルダについてディレクトリ構成とアプリケーションの動作をご覧ください。

更新履歴

Version更新内容
Ver.1.8.2
2012/12/23

[仕様変更] オプション画面の色設定リストボックスのスクロール位置を記憶して設定しやすくした。

[バグ修正] タブを等幅で表示する設定にしたときタブをすべて削除または解除すると強制終了するバグを修正。
[バグ修正] 「Win+M」「Win+↓」などで最小化後にウィンドウを再表示できないことがあるバグを修正。
[バグ修正] プロポーショナルフォントのタブ幅と折り返し文字数をフォントの平均幅で計算するように調整。
[バグ修正] メモ一覧を非表示にしたときエディタのマウスホイールでスクロールできないことがあるバグを修正。
[バグ修正] フォルダ登録時に現在開いているメモの書式設定でメモが作成されてしまうバグを修正。

その他、メニュー項目・文言の調整。

以前のバージョンの更新履歴