電光掲示板メーカー2.52 取扱説明書
目次
はじめに
「電光掲示板メーカー2」シリーズは、通常の画像を電光掲示板風の画像 に加工します。静止画の品質を重視しています。
インストール・アンインストール方法
インストール
ダウンロードしたledmaker252.zipを解凍ソフトで解凍してください。 インストーラなどはありません。 あとはLEDMaker250.exeを実行するだけです。
なお、本ソフトの動作には.NET Framowork 3.5以上が必要です。
アンインストール
インストール時に生成されたファイルを削除してください。
使い方
基本操作
(0) 元画像を作る
まず、電光掲示板風にしたい画像をペイントなどのソフトで作ります。
↓こんな感じでOKです。
画像のサイズはほどほどにしてください。 大きくしすぎると処理時間がむちゃくちゃにかかったり、 出来上がった画像が画面に収まらなかったりと、ひどい目にあいます。
(1) 画像を開く
「ファイル」メニューの「画像を開く」を選び、ファイルを開きます。
「元の画像」タブ内に画像が表示されました。
(2) 変換してみる
とりあえず、「変換(静止画)」と書かれたボタンを押してみましょう。
ボタンの直下にあるプログレスバーが満タンになったら処理完了です。
「電光掲示板風画像」のタブに変換後の画像が表示されました。
画像を保存するには、「ファイル」→「生成画像の保存」を選択してください。
基本操作は以上です。でも、デフォルトの設定では電光掲示板っぽくないですね……。
画像を調整する
このソフトは数多くの設定項目があります。 うまく調整すると非常に美しい画像が出来上がります。
電球の種類
電球の色の種類を12種類の中から設定できます。
(開発者が適当に調節した色なので、実際の電球とは発色が異なると思います。
また、最近はLEDの進歩が著しく、本ソフトにはない色の組み合わせがいっぱい存在します)
単色系のLEDを使う場合は元画像をグレースケールで作ったほうがわかりやすいです。
電球のサイズ
電球1個の大きさを選択します。
大きくするほど処理に時間がかかります。
本体の明るさ
本体の明るさ、
つまり、光っていない電球の見え具合を設定します。
光の強さ
これが一般的な意味での明るさに相当します。
フレアの強さ
レンズフレアとは、電球を目で見たり、写真に撮ったときに、
電球の周りがぼんやりと明るくなる現象のことです。
ここのスライダはレンズフレアの明るさを設定します。
電球の隙間
電球と電球の間のすきまを調節します。
スライダを右に動かすほど間隔が広がります。
なお、スライダを左に動かすと隙間をマイナスに設定できます(特殊な用途で使います)。
本体の色
電球の本体に着色できます。
例えば、橙色の電光掲示板(実機)をよく見ると、
LED本体が橙色になってたりします。
ここの四角形をクリックすると、「色の設定」ダイアログが表示されます。
LEDの劣化
昔のLEDディスプレイは経年劣化や製造品質のばらつきのために、
色にムラが発生します。
このムラを大雑把に再現する機能です。
「大雑把」なので、特に確率モデルなどを用いたわけではありません。
カスタム電球配置(ver2.52 新機能)
本ソフトは、従来電球が綺麗に並んだものしか作成できませんでした。
新機能「カスタム電球配置」は、ユーザが電球を自由に配置できる機能です。
→
「カスタム電球配置」にチェックを入れた場合、図のように、緑の輝度が255の箇所には電球が配置されません。
本機能は「LEDの劣化」との併用はできません。
フォルダ内の画像をまとめて変換する
本ソフトは、動画ファイルを直接取り扱うことはできませんが、
フォルダの中にある画像を一括で変換することができます。
動画を作成する場合は、まず動画を連番BMPなどに変換し、
フォルダ内一括変換を使い、
変換後のファイルを結合する、
という作業が必要です。
(0) 設定画面を表示させる
「フォルダ内一括変換」は上級者向け機能なので初期状態では設定項目が見えません。
最初に「フォルダ内一括変換」と書かれた青い領域をクリックしてください。
(1) フォルダを指定する
「参照」をクリックして、変換したい画像が置かれているフォルダを指定します。
(2) 拡張子を設定する
チェックボックスにチェックが入っている種類の画像だけが変換されます。
(3) 開始する
「開始」をクリックすると変換が始まります。
変換後のファイル名は、「LED_(元のファイル名).bmp」です。
同名のファイルが既に存在する場合は保存されません。
ファイル形式はBMPです。
「中止」をクリックすると処理を中断することができます。(即座に止まるわけではなく、
現在の画像が変換し終わったときに止まります。)
その他
その他の機能
設定保存機能
現在の設定をファイルに保存することができます。 「ファイル」→「設定ファイル保存」を選び、 ファイル名を指定してください。
保存した設定ファイルを呼び出すには、 「ファイル」→「設定ファイル読み込み」を選択してください。
半透明画像を出力する
別途「アルファチャンネル抽出機」が必要です。
1. アルファチャンネル抽出機の起動
2. 画像を開く
「黒背景の画像」のほうに、電光掲示板画像を開きます。
電光掲示板メーカーと併用する場合は、白背景の画像は必要ありません。
![]() |
![]() |
元画像 | 開いたところ |
3. 明るさ→透明度変換モードに切り替え
処理実行ボタンの横のプルダウンメニューから「明るさ→透明度変換モード」を選択します。
4. 変換する
「処理実行」をクリックすると、明るい箇所ほど不透明な画像が完成します。
「画像を保存」をクリックするとこの半透明画像が保存できます(現在はPNGのみ)。
ライセンスなど
添付のreadme.txtを参照してください。
連絡先/掲示板
ホームページ http://kanchi.cyber-ninja.jp/
サポート掲示板 http://kanchi.cyber-ninja.jp/bbs.html
更新履歴
[2009. 7. 10] v2.52
- 各設定の数値表示機能の追加
- カスタム電球配置機能の追加
- 「電球の隙間」にマイナスの数を指定できるように改良
- 画像を開けない場合にエラーを表示するように修正
- フォルダ内一括変換のGUIをデフォルトで表示しないように変更
- 変換終了時に自動で変換後画像のタブに移動するように変更
[2008. 12. 03] v2.50
- フォルダ内の画像を一括変換する機能
- プログレスバー(進捗状況表示)の復活
[2008. 10. 05] v2.50β2
- 設定を保存する機能を追加
[2008. 08. 20] v2.50β1
- 電球に新色(青橙桃、緑)を追加
- 従来の色についても色合いを調整
- 電球サイズに6px, 8px追加
- 2px〜4pxの電球の品質を調整
- 電球同士の隙間を調整する機能追加
- 電球本体に着色する機能追加
- 設定パネルを一時的に隠して大画面で画像チェック可能
[2008. 01. 03] v2.00
初版