1. 特殊コマンド
  2. テンプレート
  3. 設定
  4. 実行時引数
  5. 注意
  6. サポート・意見・バグ報告
  7. 動作確認
  8. 更新履歴

特殊コマンド

編集時に数字の前に以下の文字を書き加えると、リネーム以外の動作をさせることができます。

"!"
そのファイル/フォルダはゴミ箱に捨てられます。
"!!"
そのファイル/フォルダは削除されます。(ゴミ箱にはいきません)
"="
リネームではなくコピーになります。
"=="
リネームではなくコピー(上書きあり)になります。
"%"
リネームになります。

"%"はデフォルトの動作なので、特に書き加える必要はありません。

テンプレート

「head.txt」「tail.txt」を編集すると、パスのリストの前後に文章を挿入できます。

特にコメントアウトなどはいりませんが、「数字+タブ」のような文はいれないでください(誤動作防止)。

設定

使用するテキストエディタのパス & 実行時パラメータ(引数)

任意のテキストエディタを指定したい場合に設定してください。

引数は通常からでかまわないと思いますが、うまくいかない場合はテキストエディタのマニュアルなどを確認してください。

失敗リストに原因などを入れる

失敗時のリストファイルに、失敗した理由などを記述するようにします。

リストの整列(ソート)方法

ファイルのリストをどうやって整列するか指定します。

ファイルの数が多い場合、日付などのソートには時間がかかる場合があります。

全て成功したら自動的に終了する

リネーム処理終了時に、全て成功であれば、LiName を終了します。

実行時引数

LiName は実行時引数(コマンドラインオプション)によっても多少の操作ができます。

引数には、ファイル/フォルダのパスと、以下の引数が指定できます。

また、"[深度]" のような記述がありますが、"[]" は実際には必要ありません。

動作系

--start-rename
"リネーム"ボタンを押す。
--clear
"クリア"ボタンを押す。
--depth=[深度]
この引数以降のフォルダの検索深度を設定する。
--no-recursive
この引数以降、フォルダを展開しない。(--depth=0 と等価)
--recursive
この引数以降、フォルダを展開する(デフォルトはこの状態です)。(--depth=-1 と等価)

検索深度

検索深度は、フォルダの中を検索するときの深さのことです。

-1 以下
無制限に検索します。つまり、指定のディレクトリ以下全てが対象として追加されます。
0
ディレクトリの中身を検索しません。ディレクトリがそのまま対象として追加されます。
1以上
指定の階層分だけ検索します。1 の場合は、指定のディレクトリの直下の物のみが対象となります。

設定系

これらは一時的に設定を変えますが、設定ウインドウで「OK」を押さない限り保存はされません。

[on/off] を取るものは、「=」以下を省略すると「on」扱いになります。また、「no-」を先頭の「--」後につければ「off」となります。

--sort=[ソート方法]
リストのソート方法を指定
--isort=[ソート方法]
リストのソート方法を指定(逆順)
--exit=[on/off]
全て成功したら、終了する。
--remove-empty-dir=[on/off]
空になったフォルダは削除する。
--insert-error=[on/off]
エラー原因を入れる
--puts-dir-path-always=[on/off]
ファイルリストにフォルダのパスを常に入れる(通常は空フォルダの時のみ)。
--fullpath=[on/off]
フルパスでリストを出力する
--open-on-error=[on/off]
失敗時に自動でエディタを開く
--exit=[on/off]
すべて成功したら終了する

ソート方法

「--sort」「--isort」で指定するソート方法。 「--sort=name」のように指定する。
name
名前の順
datetime
更新日の順
create-datetime
作成日の順
file-size
ファイルサイズ

注意&補足

これらのオプションは -st の様に短縮してもかまいません。

あるいは、「--start-rename」=「--sr」のように頭文字だけでもかまいません。

また、引数ははじめのものより順に処理されることに気をつけてください。(パスを追加後にエディタを開きたい場合は、最後に --start-rename を指定してください)

注意点

  1. テキストファイルを保存するときにエンコーディングには注意してください。
  2. フォルダが空になっても「読み取り専用」の場合は、削除されません。

サポート・意見・バグ報告

サポート・意見・バグ報告などは以下のサイトの掲示板か、メールでお願いします。

また、メールの際にはスパムと紛らわしい内容にならないようにしてください。(タイトルにソフト名などが含まれると良いです。)

  1. http://snca.net/
  2. anekos@snca.net

動作確認

このほかの Windows OS 及びエディタでも動くはずですが、念のため確認済の物をあげておきます。

動く・動かないを報告していただけると助かります。動かない場合は動くように出来るかもしれません。

Windows 98 未満で動かなくなりました。

OS

  1. Windows XP SP3
  2. Windows 2000 SP4
  3. Windows Vista Business ServicePack1 (32Bit)

エディタ

  1. Vim 7.1
  2. 秀丸 6.08
  3. Meadow 2.10
  4. XEmacs 21.4
  5. サクラエディタ 1.5.15.3
  6. VxEditor v0.6.0.0
  7. Crescent Eve Ver0.71
  8. MKEditor Ver.3.9.9-J

更新履歴

2011/07/04

  1. ソート方法にファイルサイズを追加
  2. --sort / --isort の値に file-size を追加

2010/10/14

  1. --fullpath オプション追加
  2. --open-on-error オプション追加
  3. --exit オプション追加

2010/04/11

  1. ファイル名の大文字小文字を区別するようにした

2009/02/16

  1. テンポラリフォルダを設定可能にした

2009/01/11

  1. ヘルプの誤りを修正

2008/11/13

  1. 相対パスでのリネームに対応
  2. テキストエディタを相対パスで指定できるようにした

2008/07/16

  1. Unicodeに対応。それに伴い、ファイルをUTF-8形式に変更。
  2. "="で、ディレクトリもコピー可能にした。

2007/09/09

  1. Head/Tail.txtを自動生成するようにした(ユーザオリジナルのを上書きしないため)

2007/09/08

  1. 実行時引数追加。検索深度を指定できるようにした
  2. リストのフォルダパスの最後に "\" がついていないのを修正
  3. ファイル追加時に疑似の進行度表示を行うように変更
  4. 設定窓のタブ順の修正

2007/08/17

  1. 失敗時リストのフォルダパスの最後に "\" がついていないのを修正

2007/08/08

  1. 失敗時に自動でエディタを開く機能追加
  2. 失敗しても閉じてしまうバグ修正
  3. フォルダパスの最後に "\" をつけるように変更

2007/08/07

  1. フォルダのパスも出力するようにした(デフォルトでは空フォルダのみ)
  2. リネーム終了とともに LiName を終了する設定を追加
  3. 空になったフォルダを削除するかしないかの設定を追加
  4. 実行時引数の追加&拡張
  5. --start-rename のバグ修正
  6. 待機中はリストの追加などを受け入れないように修正
  7. 処理順に関する変更

2007/08/01

  1. ソート機能追加

2007/06/20

  1. コピー機能追加
  2. 実行時引数での処理を追加
  3. 多重起動禁止にした

2007/05/29

  1. 任意のテキストエディタを指定できるようにした
  2. リネーム元と先が同じ場合は処理をとばすように変更

2007/05/28

  1. 「失敗を再試行」をした後でも、すべて元に戻せるように変更(以前は再試行分のみだった)
  2. 「元に戻した」あとは「失敗を再試行」できないように変更
  3. 読み込みに失敗した場合に何回か再試行するようにした

2007/05/26

  1. 「失敗を再試行」機能追加
  2. プログレスバー表示
  3. 内部のコードを大幅書き換え
  4. その他、細々とした変更

2007/05/16

初公開