NaiNai(ないない)

どんなソフトもタスクトレイアイコン化!

 

詳細

ソフト名 NaiNai (ないない)
バージョン 1.3.7 (2010/3/31更新)
著作権者 あいそび
動作環境 Windows XP/Vista/7
必要ソフト Windows Installer
開発ソフト Visual Studio 2008 SP1 / Visual C++ 9.0
連絡先 コンタクトフォーム
HP http://isoq.org/
配布条件 配布可
転載条件 可/要連絡

 

概要

NaiNai は、様々なアプリケーションをタスクトレイの常駐ソフトの様な感覚で 使用するためのタスクトレイアイコン化ツールです。

常にOutlookExpressを起動しておいて定期的にメールチェックをさせたり、 MediaPlayerでBGMを演奏させたり、常駐させたいアプリケーションは人それぞれ結構たくさん あると思います。ですが、それらのアプリケーション全てがタスクトレイに格納できる作りに なっている訳ではありません。 タスクバーにたくさんソフトが表示されると、次第に見にくくなってきてしまいます。

NaiNai を使用すると、そんな常駐型としては作られていないソフトを、あたかもタスクトレイでの 常駐型アプリケーションであるかのように使用することができます。

たとえば、こんな感じです。

NaiNaiに登録したウインドウは、最小化すると非表示になり、タスクトレイにアイコンで表示されます。タスクトレイのアイコンをクリックすると、再度表示することが出来ます。

 

インストール方法

本アプリは、「nainai_xxx.zip」というファイル名のZIP圧縮ファイルにて配布しています。
(xxx はバージョン番号です)

圧縮ファイルをダウンロードし、適当なフォルダに解凍してください。
解凍には、ExpLzh や、 Lhaz がおすすめです。

正常に展開されると、NaiNai_xxx_Setup.msi が作成されますので、こちらをダブルクリックしてインストールを行ってください。

インストールが完了すると、スタートメニューの「スタートアップ」というフォルダにショートカットが作成されますので、次回ログオンしたときに、自動的にNaiNai が起動するようになります。

 

アップデート方法

v1.1.0 からのアップデート方法

旧バージョン(v1.1.0以前)では、設定ファイルはアプリケーションフォルダに保存されていましたが、新バージョン(v1.2.0以降)では、ユーザーのアプリケーションデータフォルダに設定が保存されます。そのため、設定を引き継ぐためには、新バージョンをインストール後、設定ファイルをコピーする必要があります。以下の手順で設定ファイルを移行することが出来ます。

  1. まず、新しい NaiNai をインストールします。
  2. 次に、スタートメニューに登録されている 「設定ファイルの引き継ぎ」を起動します。
  3. 旧バージョンのインストール先から、設定ファイル NaiNai.ini を選択します。
  4. NaiNai を実行します。

v1.2.x からのアップデート方法

v1.2.x 以降のバージョンからアップデートするには、起動中のNaiNaiを終了してから、インストーラ NaiNai_xxx_Setup.msiを使用して上書きインストールしてください。

インストール後、NaiNaiを再度スタートメニューから起動してください。

 

アンインストール方法

アンインストールは、起動中のNaiNaiを終了してから、コントロールパネルのプログラムの追加と削除から行ってください。 

設定ファイルまで完全に削除するには

バージョン v1.2.0 から、設定ファイルは、ユーザーのアプリケーションデータディレクトリに保存されるようになりました。アプリケーションデータディレクトリは、Windows XPとWindows Vistaでは異なり、以下のようになります。

ここで、c は、Windows のインストールされているドライブレターで、 UserName は、あなたのユーザ名です。

このフォルダは隠し属性のフォルダになりますので、表示するには、フォルダオプションで隠し属性のファイルを表示するように設定するか、UserName のフォルダを開いたら、アドレスバーに直接 Application Data または AppData を追加して「Enter」 を押すと表示することが出来ます。

ここにある NaiNai フォルダを削除してください。

 

使い方

NaiNai を起動するには、インストールした「Nainai.exe」をダブルクリックします。
※インストーラでインストールした場合には、スタートメニューから起動するか、ログオフ&ログオンすると自動的に起動します。

最初に起動すると以下のウインドウが表示され、タスクトレイにアイコンが追加されます。

NaiNai マネージャ(メイン)ウインドウ

タスクトレイ

最初は何も設定がされていないので、タスクトレイには、NaiNai 以外のアプリケーションは 追加されません。

「設定」ボタンをクリックして、「ウインドウの追加と削除」ウインドウを表示します。
次のように、現在表示されているウインドウの一覧が上側のリストボックスに表示されます。

ウインドウの追加と削除ウインドウ

表示されたリストの中から、タスクトレイに常駐したいウインドウを選択して「追加」 ボタンをクリックします。以下のように登録情報を確認・入力するためのダイアログが表示されます。

詳細入力ウインドウ1

設定名 任意の設定名を入力します。
ウインドウタイトル名 ここに設定したウインドウタイトル名が下の一致条件に合致するウインドウが、タスクトレイ化の対象になります。
ウインドウクラス名 ここに設定したウインドウクラス名に合致するウインドウが、タスクトレイ化の対象になります。
最小化時に隠す ウインドウが最小化されたときに、タスクトレイアイコンだけ残して、タスクバーから消します。
隠している間だけ
トレイアイコンを表示
ウインドウが表示されているときには、タスクトレイアイコンを表示しないようにします。
常に最前面に表示 ウインドウを表示させたときに、常に最前面に配置されるようにします。

ここで設定を行い、「登録」ボタンをクリックすると、NaiNai が自動的に条件に合致するウインドウを 見つけてタスクトレイに格納します。

※バージョン 1.3.1 から、ウインドウタイトル名の一致条件に正規表現が使用できるようになりました。

※注意 〜挙動がおかしい!?〜

アプリケーションによっては、アプリケーションの状態に応じてウインドウタイトルを 変更してしまうものがあります。 そのような動作をするウインドウは、デフォルトの設定ではうまく補足できません。
ウインドウタイトルの一部(不変の部分)を抜き出し、合致条件をラジオボタンで選択することもできます。
下の例では、IEのタイトルバーの右側の『- Microsoft Internet Explorer』の部分は 変わらないため、『で終わる』の条件にして、一致させるようにしています。

詳細入力ウインドウ2

また、このほかにも、『Personal Dictionary For Windows』などは、最小化したときに、 『PDIC for Windows』というように、ウインドウのタイトルを変化させます。
このようなアプリケーションの場合、もし、ウインドウクラスがそのアプリケーション 独自のものだと判断できる場合には、「ウインドウタイトル名」の左にあるチェックボックスを 「オフ」にして、ウインドウタイトルを合致条件から外すことで対処できます。
(IEの場合には、クラス名が「IEFrame」なので、IE独自のものと判断できます)

「ウインドウの追加と削除」ウインドウを閉じてみましょう。「NaiNiaマネージャ」ウインドウの 左側部分に、先ほど追加設定したウインドウのアイコンが登録されているのが確認できると思います。 アイコンを選択すると、右側の「表示」「非表示」「閉じる」「プロパティ」の各ボタンがクリック できる様になります。いろいろ試してみましょう。

NaiNai マネージャ ウインドウ

タスクトレイに目をやると、先ほど登録したウインドウのアイコンがこちらにも登録されています。 トレイのアイコンをマウスの左ボタンのクリックで、ウインドウの表示/非表示を切り替えられます。 また、右クリックすると、メニューが表示され、処理を選択することができます。

追加されたタスクトレイアイコン

タスクトレイのメニュー

NaiNai 本体のタスクトレイアイコンと、他のアプリケーションのトレイアイコンでは、 表示されるメニューが異なります。

■自動的に起動するには...

ログインと同時にNaiNai を自動起動するためには、「スタートアップ」というフォルダに ショートカットを登録しなければなりません。「スタートアップ」フォルダは、スタートメニューの 「すべてのプログラム」の中にありますので、「ダブルクリック」 もしくは、「右クリック」→「開く」にてフォルダを表示させます。
そのフォルダの中に、NaiNaiショートカット を作成してください。
※インストーラでインストールした場合は、自動的に登録されます。  

著作権

このソフトウェアは非商用に限りフリーウェアとして提供します。
また、著作権は作成者である「あいそび」が所有します。

免責事項

本アプリケーションの使用は自由ですが、使用した結果またはそれに起因するいかなる障害に対して 作成者はなんら責任を負わないものとします。
責任の所在が問われる場合には、このソフトウェアの使用を禁止します。
常に各自の責任においてご使用下さい。
サポートや バージョンアップの義務は無いものとします。

注意事項

転載は、基本的に「可」ですが、雑誌への収録などの場合には事前にホームページ上の 連絡フォームにてご連絡ください。
それ以外のケースでも、事後で結構ですので、ご連絡ください。

商用利用の場合には、事前にホームページ上の連絡フォームにてご連絡ください。

更新履歴


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