極力カンタン操作を目指しています。
最低限の操作でとりあえず使うことができて、ユーザにそれ以上は要求しないという方向性で開発しました。
クロスフェードを実現したり、そのタイミングも微調整したり、裏でBGMをコントロールしたり、可能性はいくらでも広がるのですが、あまり多機能にすると『とっつきにくい』ソフトになってしまいます。
そうするよりも、そんなに勉強しなくてもすぐに現場で役に立つ存在でありたいです。
もっと正直に言うと、『これ以上のものは作れないかも』 ^^;
また、カンタンに組んだプログラムなので、そこそこのマシンスペックで動くはずです。『処分しようかな・・・』というノートマシン、つまり現場で満身創痍になってもいいマシンを活用する機会を作れたら、私は満足です。
『目的を限定すればまだ使える』 モノがどんどん処分されていく風潮に、少しでも歯止めをかけられたら。
実は、元・音響屋さんです。
小さな頃から電気モノが好きで、それがやがてオーディオという趣味につながり、
それが学生時代の『軽音楽部のPA(音響)』につながり、
転職を繰り返した後に入った小さなビデオプロダクションで『ホントのPA現場』での修行を(ちょっとだけ)積み、
その事務所で付き合いのあったホテルに入社しました。披露宴のPAを主力業務に。
ジャズのPAをやりたいがためにホテルとしてのジャズコンサートを企画したりなんかしていましたが、その後、営業部〜フロントとPAブースから少しずつ遠ざかり始め、今(2011年4月)現在ではフロントであくびしながら (稼働率低いのよ^^;) 全館の企画を行うセクションにいます。
PAとしてはほんと素人に毛の生えた程度でしかありませんが、それでも現場でたくさん勉強させていただきました。
それを、今からPAをやろうという方、あるいは地元の夏祭りなんかで音を出さないといけない方に少しでも伝えたくて、『いんちきPAのサイト』(http://ips.fc2web.com)を開設しています。プロ目指して修行道まっしぐらな方には物足りないサイトですが、ちょっとどんな世界なのか見てみようかな、という方には参考にしていただけると思っています。
披露宴やってると、やっぱりあるんですよ。『つまらない』 『ただの内輪受け』
って余興。こういうのを少しでも応援するために効果音を使い始めました。最初はMDです。でも、たとえばクイズもんだと、答えが正解か不正解かで音が違いますよね。これをMDとかCDで実現するのは結構難しいんです。まあ、2台の再生機を使えばいいことなんですが、無駄と言えば無駄。
そこで、フリーのポン出しソフトをずっと使ってきてました。でも手に馴染まなかったんですねえ。
そんな事情から、SEAは生まれました。
でもこの先、私自身が現場で使うことがあるかどうか、分かりません。ちょっと寂しいです。が、イベントで効果音を出したいという友人にはこのソフトを勧めていますし、『やりやすかった』 と言われると励みになりますねえ。まして、その友人が 『こないだたまたま、●●の人がこれ使ってたよ』 なんて言って来た日にゃあ、もう。
以上がバージョン0.55完成時点の情報。本バージョン0.56完成時点では、勤務先の事業閉鎖による失業中です。しかし何かとやることが多くて(社会との関わりは維持しているので・・・)、ついついバグフィックスが遅くなってしまいました。ごめんなさい。
■ HSP という開発環境をフリーで提供してくださっている、おにたま氏
http://www.onionsoft.net/
■ HSP の詳細をウェブ等で紹介さている、うすあじ氏
http://hspcenter.com/
■ いろいろご教授いただいた Miura さん
http://mimurasoft1133.hp.infoseek.co.jp/ (リンク切れ)
(今回実装に失敗しましたが、レベルメータの設計についてお世話になりました)
■ サウンドファイルの同梱を快諾いただいたOSA氏
http://osabisi.sakura.ne.jp/m2/
■ dsoundex という、DirectSound のプラグイン作者 MIA 氏
http://www.taillove.jp/mia/
■ バグレポートをくださったユーザ様
■ 感受性の高い少年期にMSXを与えてくれた両親
■ 極力昼寝に努めて、開発に集中できる環境を作ってくれてるウチの奥さん
■ とにかく、すべての人・モノ・情報に感謝いたします。