能動的集計
受動的集計
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従来型のシステムでは、業務の折々に発生する伝票類を何らかの単位にまとめて集計するというやり方でした。
もちろん本システムもこの方法をサポートしています。しかし、これには問題があります。
- 集計単位を自由に選べない
集計単位は週・月・年といったものになり、自由な範囲の集計ができません。
- 集計表を印刷するのは無駄
集計値を確認するためには印刷しなくてはなりませんが、しかしこの集計表はすぐに古くなってしまいます。
また、印刷物から何らかの値を確認するためには目視によるしかありません。
いわば従来のやり方は「受動的集計」とも言えるものです。
集計はシステムが行うものであって、ユーザ側はその結果を(基本的には)印刷物の形で受け取るしかありませんした。
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能動的集計
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本システムで新たに提案するのが「能動的集計」です。
これは「必要なときに必要なものだけを集計して表示する」というものです。
別の言葉で言い換えれば「オンデマンド」という言葉があてはまるかもしれません。
例えば、ある一つの商品に着目したとします。このときにボタン一つで以下のような情報を表示することができます。
- 売上履歴
- 仕入履歴
- 在庫状態
- 発注状態
- 入荷履歴
- 棚卸履歴
- 他の同様の商品との売上比較
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従来型のシステムに受動的集計しか備わっていない理由は、
やはりコンピュータの処理能力が低かったことがあげられます。
最近のパソコンの処理能力の高さがあってこそこのようなオンデマンド処理ができるわけです。
能動的集計の実際
生データそのままの状態で、前述のような集計が行えればそれに越したことはありませんが、
実際にはリアルタイムにそれを行うのは、ほぼ不可能です。
本システムでは、日毎の「集計」を行っておき(プレ集計)、
その結果を元にリアルタイムで所望の集計値をその都度算出します。
したがって、プレ集計が行われていない部分(本日分)については、
その値が表示されないことにご注意ください。
本日分や特に指定した日について、強制的に集計を行わせるには、
予定集計や
範囲再集計機能を使用します。
実際に集計値を表示させる画面としては、以下があります。