リファレンスでは、各機能の詳細を説明しています。
対象とするバージョンは 5.1.0 です。
使い方の概要については、
ユーザガイド
を参照してください。
本文において、グレーで表示される部分は、 バージョン3.0.0よりデフォルトで表示されなくなった項目(旧機能)です。 旧機能を引き続き利用したい場合は、(旧モードの利用方法)を 参照してください。
Simg は類似画像を検出し、ファイル操作を行なうためのアプリケーションです。
コンセプトとして、以下を掲げています。
ユーザを待たせない
操作にメリハリを
リファレンスでは、
機能別に掲載し、必要な箇所だけを参照すれば理解できるように努めました。
アプリケーションを起動するには simg.exe を実行します。
起動時に exe ファイルと同じ場所に ini ファイルがあれば読み込まれます。 ini ファイルにはアプリケーションの動作パラメータが記述されたファイルで、 動作中のユーザ指定値を保持しておくためのデータです。
また、
前回の終了時に操作・保存したデータファイルがあると、自動的に読み込みます。
simg.exe の引数に -ini (iniファイル名) を指定すると、 指定された設定ファイルで起動します。 複数の設定ファイルで動作を切り分けたいときに利用できます。
アプリケーションを終了するにはウィンドウ右上の×ボタンおよび メニュー[マッチモード]-[終了]を選択します。
このとき、変更済みで未保存のデータがあると、確認ダイアログが表示されます。 ここで [OK] を選択すると、強制的に終了します。
また、終了時には ini ファイルを出力・上書きします。 (メニューの[オプション]-[設定を保存する]と同じ操作です)
(終了アクション) | V [No] <未保存のデータがある?> ------+ | [Yes] | V | (確認ダイアログ表示) | | | V [No] | < OK? > ------> (元に戻る) | | [Yes] | V | (iniファイル出力) <-------------+ | V (終了) fig. 終了シーケンス
メニュー[検索]には、 検索対象(自己相関・クエリ)の切り替え、 モードの切り替え、、 異モードへのデータ変換 および終了コマンドがあります。
モードの切り替えでは、どれか1つのモードだけが表示されます。 (複数のモードを同時に表示は出来ません)
各モードのデータは独立しており、互いに干渉しません。
なので、同じフォルダを違うモードで操作しても、
ファイル名やレベル値は同期しないことにご注意ください。
異モード間で類似やレベル値を同期させるには、[変換]を行なってください。
また、それぞれのモードでメモリを確保するので、複数のモードで利用していると、 その分メモリを消費することにもご注意ください。
モードはユーザがカスタマイズ可能になっており、
また一方で旧バージョンからの利用者の場合は iniファイルを継承するため、
上記とは異なるメニュー表示になります。
対象の切り替えでは、どちらか1つの状態だけが表示されます。
[クエリ]を選択するとクエリ指定用のウィンドウが表示され、
[自己相関]を選択するとクエリ指定用のウィンドウが隠されます。
[自己相関]で構築したデータは、[クエリ]では検索対象として利用されます。
クエリの検索対象を構築したい場合は、まず自己相関でデータを投入してください。
指定した画像データ内で類似検索を行う検索手法です。
2つの画像グループ同士で類似検索を行う機能を正式にサポートしていませんが、 [自己相関]で、各画像の集合単位で、ファイル・フォルダZIPに異なるレベル値を設定し、 表示条件として[異値 (Lv!=x)]を選択すれば、疑似的に実現できます。
質問画像(クエリ)と対象画像をそれぞれ用意し、 クエリに類似した画像を対象画像から探し出す検索手法です。
対象画像は、自己相関で構築したデータを用います。
類似検索のマッチングアルゴリズムを選択します。
モードの切り替えでは、どれか1つのモードだけが表示されます。 (複数のモードを同時に表示は出来ません)
このとき、各モードのデータは独立しており、互いに干渉しません。
なので、同じフォルダを違うモードで操作しても、
ファイル名やレベル値は同期しないことにご注意ください。
異モード間で類似やレベル値を同期させるには、[変換]を行なってください。
また、それぞれのモードでメモリを確保するので、複数のモードで利用していると、 その分メモリを消費することにもご注意ください。
モードはユーザがカスタマイズ可能になっており、
また一方で旧バージョンからの利用者様はiniファイルを継承するため、
上記とは異なるメニュー表示になります。
ファイルを対象として、バイナリ(MD5)で完全一致を確認するモードです。
類似度 | 色 | 意味 | フィルタ名 |
---|---|---|---|
1:1 | 緑 | MD5およびファイル名が一致しています。 基本どちらを消してもOK。 |
完全一致 |
1:0 | 黄 | MD5は一致していますが、ファイル名が異なります。 ファイル名に注意しましょう。 | 同内容; 異ファイル名 |
ファイルを対象として、OpenCV の FAST 特徴量を用いて類似検索を行なうモードです。
類似度を、色ヒストグラムの重なり具合として定義して、[0 1] の範囲で表わします。
1 が完全一致を示します。
また、類似度の算出範囲(生成 類似度 制限の値から1までの範囲)で
グラデーション(赤-緑-青)の色付けしています。
他の OpenCV の特徴量を用いたマッチングでも、上記と同様の形式で類似度を表示します。
モード選択の後は、続いて データの追加 もしくは データファイルの読み込み を行なってください。
FASTのパラメータおよび特徴量アルゴリズムのカスタマイズは 「Q11. モード OpenCV特徴量 のカスタマイズ方法は?」 を参照してください。
フォルダおよびzipファイルを対象として、バイナリ(MD5)で完全一致を確認するモードです。
ここでのフォルダとは、画像ファイルが存在するフォルダを指します。 サブフォルダにも画像ファイルがあるときは、親フォルダが対象となり、 サブフォルダは無視されます。
zipファイルは複数の画像を zip でまとめたものを対象とし、パスワードが未設定に限ります。 zipファイルはメモリ上で解凍され、画像データを取り出し、特徴量を解析します。 (zipファイルは zip のまま、ファイルに展開されません)
画像マッチングでは、先頭の2つおよび末尾の2つ、計4つの画像を
探索用画像として用います。
但し、これはデフォルトの動作で、
メニューの[表示]-[特徴量種別]で、「先頭」(先頭の画像で探索:旧「簡易」)、
「全て」(全画像で探索:旧「全て」)にも切り替えることができます。
画像の一致を検出すると、フォルダ・zip内の画像同士(全組み合わせ)で
類似度を算出します。
類似度を、フォルダ・zip間の画像の完全一致およびファイル名の一致で
定義します。
類似度 | 色 | 意味 | フィルタ名 |
---|---|---|---|
1:1:1 | 濃緑 | フォルダ内の中身(各ファイルのMD5、 ファイル名)が一致しており、 更にフォルダ名も一致しています。 | 完全一致 |
1:1:0 | 緑 | フォルダ内の中身は一致していますが、 フォルダ名が異なります。 | 同内容; 異フォルダ名 |
1:0..x:a.b.c | 黄 | 各ファイルのMD5は一致していますが、
ファイル名が異なります。 ファイル名の連番や接頭字が異なる場合です。 |
同内容; 異ファイル名 |
0:1..x.y.z:a.b.c | 橙 | 一方がもう一方に包含される(部分集合になっている)場合です。 | 部分集合 |
0:0..x.y.z:a.b.c | 赤 | 一部の組み合わせでファイルのMD5が
一致しています。
(部分一致) MD5で対応のとれないファイルの組があります。 イメージビューアでより詳細な違いを確認してください。 |
部分一致 |
フォルダを対象として、OpenCV の FAST 特徴量を用いて類似検索を行なうモードです。
ここでのフォルダとは、画像ファイルが存在するフォルダを指します。 サブフォルダにも画像ファイルがあるときは、親フォルダが対象となり、 サブフォルダは無視されます。
zipファイルは複数の画像を zip でまとめたものを対象とし、パスワードが未設定に限ります。 zipファイルはメモリ上で解凍され、画像データを取り出し、特徴量を解析します。 (zipファイルは zip のまま、ファイルに展開されません)
画像マッチングでは、先頭の2つおよび末尾の2つ、計4つの画像を
探索用画像として用います。
但し、これはデフォルトの動作で、
メニューの[表示]-[特徴量種別]で、「先頭」(先頭の画像で探索:旧「簡易」)、
「全て」(全画像で探索:旧「全て」)にも切り替えることができます。
画像の一致を検出すると、フォルダ・zip内の画像同士(全組み合わせ)で
類似度を算出します。
フォルダZIP間では、
全ての組み合わせの中で1つでも類似と判定されれば(閾値を超えれば)
類似と判定します。
類似度は3つの値
「有効な類似度の割合」、「最小組み合わせの類似度」、「最大組み合わせの類似度」
を並べて類似度とします。
まず、ファイル同士の類似度([0 1]範囲の値)の高い組み合わせでペアを抜いていき、ペアを作れなくなるまで
繰り返します。
「有効な類似度の割合」
は、
ペアの類似度の中で似ている(有効)と判断されたペアの割合で、
[0 1] の値で示します。
「最小組み合わせの類似度」
は、ペアの類似度の全平均値です。
「最大組み合わせの類似度」
は、ペアの相手のいない 欠損の組合せの類似度を 0 とみなし、
類似度の平均値をとったものです。
フォルダZIP内のファイル数が同じなら「最小組み合わせ」「最大組み合わせ」
とも同じ類似度になりますが、片方の画像が多い/少ないと
2つの類似度の差は大きくなります。
類似度のソートは、先頭の「有効な類似度の割合」をキーとします。
また、類似度の各値に応じて、背景をグラデーション(赤-緑-青)
で色付けしています。
他の OpenCV の特徴量を用いたマッチングでも、上記と同様の形式で類似度を表示します。
モード選択の後は、続いて データの追加 もしくは データファイルの読み込み を行なってください。
FASTのパラメータおよび特徴量アルゴリズムのカスタマイズは 「Q11. モード OpenCV特徴量 のカスタマイズ方法は?」 を参照してください。
カレントのモードから他のモードへデータを変換します。
変換可能なモードの組は「ファイル」同士、「フォルダ」同士になります。
「ファイル」−「フォルダ」間のデータ変換はできません。
データ変換で対象となるデータは、ファイル・フォルダのレベル値、類似のレベル値です。
例外として、デフォルトのレベル値(データ追加時割り当てられる値)以下の類似の組合せは無視されます。
つまり、デフォルト値より大きなレベル値の類似の組は、類似度の大小にかかわらず引き継がれます。
[変換]メニュー押下に、変換先のモードを選択するダイアログが表示されます。
変換先のモードを選択すると、変換先のモードに表示が切り替わり、変換操作を行います。
変換後には変換元のデータは削除されません。
また、変換前に予め変換先のモードの旧データを読み込んでおくと、差分だけを上書きします。
旧データと変更が無いときは、改めて特徴量を読み込むことがないので素早く変換が行なえます。
アプリケーションを終了します。
ウィンドウの左上をダブルクリックしても、もしくは右上の×ボタンを押下しても同様です。
終了時の動作は こちら を参照してください。
メニュー[ファイル]には、ファイル操作およびデータ操作に関するコマンドがあります。
メニュー[ファイル]-[読み込み]では、保存済みのデータファイルを読み込みます。 もしくは、データファイルをメインウィンドウにドロップしても、 読み込ませることができます。 このとき、表示されているモードがファイルのモードと異なるときは、 メインウィンドウのモードがファイルのモードに切り替わります。
データファイルはモード毎に拡張子が異なります。
それぞれ対応するモードのデータファイルにしか対応していません。
(あるモードに他のモードのデータファイルを読み込ませることは出来ません)
※OpenCVモードでは拡張子を変更・追加できるため、下記の表のままとは限りません。
拡張子の変更については、
「Q11. モード OpenCV特徴量 のカスタマイズ方法は?」
を参照してください。
カスタマイズしたモードでファイル保存を行った場合は、 ini ファイルに記述しておく必要があります。
Version5.0.0よりサポートしなくなったモードもあります。 それらのモードを利用したい場合は旧版のsimgをご利用ください。
モード | 拡張子 |
---|---|
ファイル - バイナリ | .bf.simg |
ファイル - FAST | .fst_f.simg |
ファイル - カラー | .cf.simg |
フォルダZIP - バイナリ | .bg.simg |
フォルダZIP - FAST | .fst_g.simg |
また、 同じモードであれば、複数読み込むことでデータを追加させることができます。
データを追加せずに、データを読み込ませるには [ファイル]-[データクリア] を行なって、内部データをクリアしてから、読み込んでください。
読み込みを行なうと、最近使ったデータファイルとして記録され、メニュー[ファイル]に 追加されます。 ([名前を付けて保存]と[データの追加]の間に表示されます。)
データの追加によって、
作成した類似結果のデータを保存します。
初回保存時にはファイル名を指定するダイアログが表示されます。
デフォルトのファイル名は、
「データの追加」
で追加されたフォルダの直下に、
データファイル内ではファイルパスを相対的パスで記録しているので、 デフォルトの場所にデータファイルを保存しておくと、 フォルダ毎別のフォルダ/ドライブに移動させても、 そのまま 「読み込み」 ができます。
保存を行なうと、最近使ったデータファイルとして記録され、メニュー[ファイル]に 追加されます。 ([名前を付けて保存]と[データの追加]の間に表示されます。)
最近使ったファイルの中で最近のもの(最上位)は 次回起動時に自動的に読み込まれます。
データの追加によって、
作成した類似結果のデータを、ファイル名を付けて保存します。
必ずファイル名指定のダイアログが表示されます。
メニューバーの[ファイル]以下に表示されるデータファイルの履歴を削除します。
このメニューは、データファイルの「読み込み」および「保存」を行なったときに、 履歴ファイル名リストの下に表示されます。
履歴を削除しても、データファイルの実体は削除されません。
履歴のファイル名リストは、読み込みや保存の度に順位が入れ替わります。
履歴の最上位のファイルは、次回の起動直後に読み込まれます。
検索したいファイル/フォルダのルートディレクトリを指定します。
フォルダ指定のダイアログが表示され、OK を押下すると、検索が開始されます。 このとき、サブフォルダもデータの対象に含まれます。
エクスプローラー等から、フォルダをドラッグしても同様の操作になります。
既にデータがある状態で、再度「データの追加」を行なうと、
既存のデータに追加して検索を行ないます。
ファイル/フォルダ表示の「相対パス」表示時にベースとなる基底ディレクトリは、 データ追加時のディレクトリパスで共通のパスを選択するようになっています。
初期状態に戻して、検索を行ないたいときは、[ファイル]-[データクリア]を選択して データを削除してから、データの追加を行なってください。
[データの追加]やデータファイルの[読み込み]で作成したデータを破棄します。
[データクリア]では、
削除されるデータは、該当モードのデータのみです。
また、ファイルやフォルダが削除されるのではなく、アプリケーションが保持している
検索情報を削除して、初期状態に戻します。
尚、未保存(操作済み)のデータであっても、確認ダイアログは表示されずに、
削除が行なわれます。
他のモードのデータも削除したいときは[全データクリア]を選択してください。
[データの追加]やデータファイルの[読み込み]で作成したデータの全てを破棄します。
[全データクリア]では、
削除されるデータは、全てのモードのデータです。
また、ファイルやフォルダが削除されるのではなく、アプリケーションが保持している
検索情報を削除して、初期状態に戻します。
尚、未保存(操作済み)のデータであっても、確認ダイアログは表示されずに、
削除が行なわれます。
該当モードのみのデータも削除したいときは[データクリア]を選択してください。
[編集]では、データに対する操作を行なうコマンドがまとめられています。
[元に戻す]は、ユーザが行なったファイル・フォルダの操作(削除、改名、ファイル移動、フォルダ名交換)を 元に戻す機能(Undo)です。
ファイル・フォルダの操作を行なうと、[元に戻す]のメニューが有効になります。
但し、操作履歴は 10 個までしか保持していないので、古すぎる操作は元に戻せません。
また、以下の操作を行なうと履歴が削除され元に戻せなくなります。
Undo で復元された、ファイル・フォルダのレベルや類似度のレベルは初期状態に戻ります。
[やり直す]は、Undo で行なった「元に戻す」操作を再度実行する(「やり直す」)機能(Redo)です。
Undo を行なうと、[やり直す]のメニューが有効になります。
但し、以下の操作を行なうと履歴が削除され再実行できなくなります。
テーブル内のファイル・フォルダ列および類似列の全項目を選択状態するコマンドです。
項目が選択された状態で、編集メニューの各更新メニューを実行すると、 選択項目のみを対象に更新を行います。
サムネイルを表示しているときに、サムネイルを明示的に再描画するコマンドです。
サムネイルの表示・更新は自動的に行なうようになっていますが、 もしも表示・更新されない場合は、このコマンドで再描画してください。
サムネイルを表示させるには、[表示]-[サムネイル]を選択します。 サムネイルを表示させると、メインウィンドウ内のテーブルに サムネイルの列が表示され、そこにサムネイルが表示されます。
テーブル表示(類似結果)を明示的に再表示させるコマンドです。
類似結果を類似度で降順にソートして、フィルタ処理を行ないながらテーブルを再構築します。
[結果表示数制限]を指定しているときは、 [削除]を行なっていくと、フィルタ処理で隠れている結果を表示しません。 このような時に[テーブル表示 更新]を行なって、表示しきれなかった結果を 表示させてください。
[テーブル表示 更新]を行なっても何も表示されないときは、
フィルタ処理(「類似度フィルタ」、「類似度レベルフィルタ」、「ファイル・フォルダのレベルフィルタ」)で
隠されていなか確認してください。
[表示]-[データ情報]で「類似」の数が 1 以上なのに、「表示」が 0 というときは、
フィルタ処理で隠れています。
類似検索を再度行なうコマンドです。
テーブル上のセルを選択して、[類似 更新]を行なうと
選択項目だけの更新を行ないます。
非選択状態で[類似 更新]を行なうと、
テーブル上に表示されている全項目を対象に更新(既存データの確認と新規組合せの作成)を行ないます。
このときスキップ指定ダイアログが表示されます。
これは更新中に停止した後に、途中から続行することを意図したものです。
指定値から最大値までの範囲で更新を行なうので、
0(デフォルト) を指定すると全範囲の更新を行ないます。
ここの index 値はモードで異なります。
バイナリモードでは、特徴量(唯一のMD5)の数を示しています。
(Version 1.6.0 より)
カラーモードでは、(既存のファイル・フォルダ数の組合せ+探索アルゴリズムでのノード数)を示しています。
(ここの「ノード」とは、類似近傍のファイル・フォルダをもったデータのことで、
新規の組合せを探し出す対象になります)
複数のデータファイルを読み込んだ後に、データファイル間の類似検索を行ない、 1つのデータにマージするときにお使いください。
ファイル・フォルダの情報更新は行ないため、取得済みの特徴量で類似検索を行ないます。 データファイルの情報が古い場合は、[ファイル・フォルダ情報 更新]を行なってから、 [類似 更新]を行なってください。
ファイル・フォルダの有無を確認し、存在しなければデータを削除し、 特徴量が変更されていれば再取得します。
テーブル上のセルを選択して、[ファイル・フォルダ情報 更新]を行なうと
選択項目だけの更新を行ないます。
非選択状態で[ファイル・フォルダ情報 更新]を行なうと、
テーブル上に表示されている全項目を対象に更新を行ないます。
このときスキップ指定ダイアログが表示されます。
これは更新中に停止した後に、途中から続行することを意図したものです。
指定値から最大値(全ファイル・フォルダ数)までの範囲で更新を行なうので、
0(デフォルト) を指定すると全範囲の更新を行ないます。
アプリケーションが保持しているデータと、既存のファイル・フォルダの状態に不整合があるときに、
データ側の削除・更新を行なう場合に有効です。
新規追加のファイル・フォルダも含めたデータ追加を行なうときは、
[全データ再構築]を御利用下さい。
基底ディレクトリ以下のファイル・フォルダよりデータツリーを再構築します。
初期状態(データクリア後)のデータ追加と比べ、 [全データ再構築]はレベル情報を保持したままデータの更新を行ないます。
[全データ再構築]はスレッド処理を行ないます。 途中で中断すると途中までしか更新されず、 残りのデータは旧データのままになります。
「基底ディレクトリ」は、ファイルやフォルダの「相対パス表示」および
データの保存時のベースとなる親ディレクトリになります。
この基底ディレクトリを明示的に設定・変更するコマンドです。
通常は、データ追加時に、自動的に共通の親ディレクトリを検出して、
基底ディレクトリとして割り当てます。
単一データ追加の場合は指定したディレクトリのパスを、
複数のデータ追加を行なっているときは、追加したパスの共通部分を、設定します。
基底ディレクトリを変更したあとに、データ追加を行なうと、ユーザ指定は無視され、 自動の設定値が割り当てられます。
「ファイル・フォルダ情報 更新」の動作に影響するフラグです。
「特徴量修復」を ON (チェック入り)にしていると、必ず、特徴量を 再度取得して確認を行うため、時間がかかります。 類似がおかしい場合など、改めて再取得したい場合におすすめです。
「特徴量修復」を OFF (チェックを外す)にしていると、パスの存在のみを 確認するだけで、徳両町の再取得は行いわず、高速にチェックできます。 ファイルを移動させた場合などに、実態が無いデータを削除する場合におすすめです。
このメニューは、フォルダZIP モードのときのみ有効です。
[特徴量種別]は、そのフォルダ・ZIPを特徴付ける画像を指定します。
「先頭」、「境界2」、「全て」を選択できます。
「先頭」 は、 ファイル名ソート時の先頭の画像1つのみで比較を行なう方法で、 簡素に高速に比較を行なう方法です。 旧モードの「簡易」モードと同義です。
「境界2」 は、 先頭および末尾の画像2つずつ、計4つの画像でグループ間の比較を行ないます。 このとき、片方のグループの画像が多いときは、境界+2つの画像も比較対照に加えます。 (連続した対象と分割した対象を検出する為)
「全て」 は、全ての画像で比較を行なう方法です。 途中のたった1つの類似を検出するための方法です。 計算時間もメモリも一番消費します。
この指定は新規に特徴量を構築する際に有効になります。 既に取得済みのデータに対しては、この変更のみでは更新されず、 「ファイル・フォルダ情報 更新」 を行なうことで、更新されます。
選択されたファイルおよびフォルダのレベルを +1 します。
選択されていないときは、全てが対象になります。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「ファイル・フォルダのレベル フィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「ファイル レベル +1」と同じです。
選択されたファイルおよびフォルダのレベルを -1 します。
選択されていないときは、全てが対象になります。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「ファイル・フォルダのレベル フィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「ファイル レベル -1」と同じです。
選択されたファイルおよびフォルダのレベルを指定した値にします。
選択されていないときは、全てが対象になります。
このメニューを選択すると、レベル値を指定するダイアログが表示されます。 ここで指定した値に、ファイル・フォルダのレベル値が変更されます。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「ファイル・フォルダのレベル フィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「ファイル レベル ...」と同じです。
選択された行の類似度のレベルを +1 します。
選択されていないときは、全てが対象になります。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「類似度レベルフィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「類似度 レベル +1」と同じです。
選択された行の類似度のレベルを -1 します。
選択されていないときは、全てが対象になります。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「類似度レベルフィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「類似度 レベル -1」と同じです。
選択された行の類似度のレベルを指定した値にします。
選択されていないときは、全てが対象になります。
このメニューを選択すると、レベル値を指定するダイアログが表示されます。 ここで指定した値に、類似度のレベル値が変更されます。
レベル値は [0 - 255] の範囲で変更可能です。
このレベル操作と 「類似度レベルフィルタ」 を組み合わせることで、柔軟なフィルタ処理(絞込み)ができます。
尚、この操作はコンテキストメニューの「類似度 レベル ...」と同じです。
このメニューは、フォルダZIPモードのときのみ有効になります。
選択されたフォルダは ZIP ファイルに圧縮、 ZIPファイルはフォルダに展開します。
初回の変換時にのみ、確認ダイアログが表示されます。
ここで[Cancel]を選択すると中断されます。
[表示]では、テーブル表示に関する操作を行なうコマンドがまとめられています。
ツールバーの表示(ON/OFF)を指定します。 ツールバーには 「システム」、「バイナリモード」、「OpenCVモード」 があります。
「バイナリモード」は、モードが「バイナリ」時に表示されるツールバーで、 「OpenCVモード」は、モードが「OpenCV」(SURF)時に表示されるツールバーです。
ツールバーのボタンの機能は以下の通りです。
ボタン名 | 機能 |
---|---|
保存 | データを保存します |
元に戻す | Undo 操作です |
やり直し | Redo 操作です |
圧縮・解凍 | フォルダの圧縮・ZIPの解凍操作です |
ボタン名 | 機能 |
---|---|
(類似度フィルタ) | プルダウンメニューで類似度フィルタを指定します |
ボタン名 | 機能 |
---|---|
表示 類似度 制限 | 「表示 類似度 制限」の値を指定します |
生成 類似度 制限 | 「生成 類似度 制限」の値を指定します |
ツールバーのカスタマイズについては 「Q14. ツールバーのカスタマイズ」 を参考にしてください。
テーブルで表示されている、セル内の文字列に合わせて、テーブルの列幅や行幅を 調整します。
データの追加の度に自動的にリサイズさせるには、 [オプション]-[自動でテーブルの行列をリサイズ] をチェックしてください。
ユーザが任意の幅で列幅を指定したいときは、 テーブルのヘッダ(「フォルダA」や「類似度」が表示されている行)のセル をドラッグしてください。
バイナリモードで、特定の類似度のみを表示するフィルタ処理です。
「ファイル-バイナリ」の類似度定義 および 「フォルダ-バイナリ」の類似度定義 にある「フィルタ名」と同名のサブメニューを選択することで、 その類似度のみを表示させることができます。
ファイルビューアによる削除処理では、
「削除」や「スキップ」の度に、テーブルのカレント行が次へ移動しますが、
類似度が異なるところでファイルビューアが自動的に閉じます。
類似度の列でソートすれば、連続して処理が行なえますが、データの追加中だと
列ソートが禁止されています。
そこで、このフィルタ処理を行なえば、同様に連続して処理が行なえます。
カラーモードでの、類似度に関するフィルタ処理は [表示 類似度 制限] および [生成 類似度 制限] を参照してください。
カラーモード および OpenCV特徴量のモード で、 ある類似度の値以上のみを表示するフィルタ処理です。
類似度が2値の時は左の値、 3値の時は中の値を判別に用います。
指定された値(閾値)以上の類似度を表示します。
但し[結果表示数制限]を行なっているときは、閾値以上の類似を見つけた順で、
結果を表示します。
(類似度でソートせずに取り出していることに注意してください)
指定値の下限は[生成 類似度 制限]の値になります。 もしこの値を超えて、より小さい値を指定した時は、類似関係の再取得を行ないます。
バイナリモードでの、類似度に関するフィルタ処理は [類似度フィルタ] を参照してください。
カラーモード および OpenCV特徴量のモード で、 ある類似度の値以上のみを結果とするフィルタ処理です。
類似度が2値の時は左の値、 3値の時は中の値を判別に用います。
ファイル・フォルダの類似関係のデータを作成するパラメータになります。 この指定値以上の類似関係をデータとして保持します。 通常、中〜低の類似度はまったく似ていない同士なので、データとして持つこと 自体が不要です。似ているかもしれないという付近の類似度までを拾うようにして、 指定値を下げ過ぎないようにしてください。
指定値を上げても、
直ちに既存のデータ(指定値以下の類似度のデータ)を削除することは
ありません。
「再検索」時および「データの追加」時に反映されます。
また、[表示 類似度 制限]の値を超えて高い値を指定したときは、
表示側の値も同じ値になります。
類似度のレベル値に対するフィルタ処理です。
類似度のレベル値は、2つのファイル・フォルダ間の連結情報の属性値であり、
ユーザが任意に指定できる値です。
また、この値は テーブルの列「Lv(類似度)」に表示されます。
デフォルトでは表示されていません。
類似度のレベル値は[表示]-[列表示]-[Lv(類似度)]で表示されます。
レベル値は [0 - 255]の範囲の値を持ち、 テーブルのコンテキストメニューの「類似度 レベル〜」によって値を設定できます。
フィルタ処理では、ユーザが指定した判定と閾値より、条件を満たすものを表示します。 判定式は、[類似度レベル フィルタ]のサブメニューより選択できます。
表示名 | 意味 |
---|---|
無し (全て) | フィルタ処理を行ないません。 |
同値 (Lv=x) | フィルタ値と同じレベル値の類似度を表示します。 |
異値 (Lv!=x) | フィルタ値と異なるレベル値の類似度を表示します。 |
以上 (Lv>=x) | フィルタ値以上のレベル値の類似度を表示します。 |
以下 (Lv<=x) | フィルタ値以下のレベル値の類似度を表示します。 |
フィルタの選択(条件)を切り替えると、直ちに表示が反映されます。
類似結果の表示件数を制限します。
結果が数千件、数万件あると、表示だけで非常に時間がかかり、メモリも消費します。 表示件数を制限することで軽量に動かすことができます。
選択可能な選択肢は、次のとおりです。
表示名 | 意味 |
---|---|
制限無し | 全ての結果を表示します。 |
500 | 500件のみを表示します。 |
2000 | 2000件のみを表示します。 |
10000 | 10000件のみを表示します。 |
最大件数の設定... | 任意の値で指定します。(0 は「制限無し」を意味します) |
(Version 1.3.0 より)
再描画(「テーブル表示 更新」)時に、類似度で降順にソートされます
(但し、データ追加時はソートされません)。
このため表示件数を指定しているときは、フィルタの条件を満たす範囲で
類似度の高いものから順に表示されます。バイナリモードでは類似度の文字列順になります。
(Version 1.2.0 以前の場合)
表示件数を指定したときは、フィルタ処理等の条件を満たした類似度を拾っていきます。
最大件数を満たし次第、処理を打ち切るので、類似度の列でソートをしていても
無視されます。
テーブルのファイル名列、フォルダ名列の表示を変更します。
選択可能な表示は次の通りです。
表示名 | 意味 |
---|---|
絶対パス | ドライブ名を含めた、フルパスで表示します。 |
相対パス | 基底ディレクトリ からの相対パスで表示します。 |
ファイル名・フォルダ名 | ファイル名およびフォルダ名のみを表示します。 |
テーブルの 「ファイルA」列および「ファイルB」列 もしくは 「フォルダA」列および「フォルダB」列 の A, B の並びを指定します。
次の条件に基づいて、A列およびB列に表示する並びを制御できます。
表示名 | 意味 |
---|---|
逆順 | 大小比較を逆にして表示します。(AとBを入れ替えます) |
パス | ファイルおよびフォルダのフルパスを文字列比較して、 小さい方をAに、大きい方をBに表示します。 |
名称 | ファイル名およびフォルダ名を文字列比較して、 小さい方をAに、大きい方をBに表示します。 |
レベル | ファイルおよびフォルダのレベル値を比較して、 小さい方をAに、大きい方をBに表示します。 |
日時 | ファイルおよびフォルダの編集日時を比較して、 古い方をAに、新しい方をBに表示します。 |
サイズ | ファイルサイズおよびフォルダのサイズを比較して、 小さい方をAに、大きい方をBに表示します。 (フォルダのサイズは、フォルダ内のファイルサイズの総数ではなく、 フォルダ情報のサイズなので正確ではありません) |
ファイル・フォルダのレベル値に対するフィルタ処理です。
類似度のレベル値はテーブルの列「Lv(類似度)」に表示される値です。
デフォルトでは表示されていません。
類似度のレベル値は[表示]-[列表示]-[Lv(類似度)]で表示されます。
レベル値は [0 - 255]の範囲の値を持ち、 テーブルのコンテキストメニューの「ファイル レベル〜」「フォルダ レベル〜」によって値を設定できます。 選択済みのセル上でコンテキストメニューを開くと、 選択されたファイル・フォルダのレベルを変更します。 非選択状態での場合は全てのファイル・フォルダのレベルを変更します。
フィルタ処理では、ユーザが指定した判定と閾値より、条件を満たすものを表示します。 判定式は、[ファイル・フォルダレベル フィルタ]のサブメニューより選択できます。
表示名 | 意味 |
---|---|
無し (全て) | フィルタ処理を行ないません。 |
同値 (Lv=x) | フィルタ値と同じレベル値のファイル・フォルダを表示します。 |
異値 (Lv!=x) | フィルタ値と異なるレベル値のファイル・フォルダを表示します。 |
以上 (Lv>=x) | フィルタ値以上のレベル値のファイル・フォルダを表示します。 |
以下 (Lv<=x) | フィルタ値以下のレベル値のファイル・フォルダを表示します。 |
両方が同値 (LvA==LvB) | ある類似のファイル・フォルダのレベル値が同じものを表示します。 |
両方が異値 (LvA!=LvB) | ある類似のファイル・フォルダのレベル値が異なるものを表示します。 |
フィルタの選択(条件)を切り替えると、直ちに表示が反映されます。
フィルタの実行例を以下に示します。
フォルダA,フォルダBのレベルが次のようになっているときの
フィルタ結果を示します。
通常は Index 列表示されませんが、分かり易さのための追加しました。
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-> |
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-> |
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-> |
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-> |
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-> |
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-> |
|
テーブルの列表示を ON/OFF します。
表示名 | 意味 |
---|---|
サムネA | ファイル・フォルダAのサムネイルを表示する列です。 デフォルトで OFF です。 |
ファイル・フォルダA | ファイル・フォルダAの名称を表示する列です。 デフォルトで ON です。 |
Lv(ファイル・フォルダA) | ファイル・フォルダAのレベル値を表示する列です。 デフォルトで OFF です。 |
サムネB | ファイル・フォルダBのサムネイルを表示する列です。 デフォルトで OFF です。 |
ファイル・フォルダB | ファイル・フォルダBの名称を表示する列です。 デフォルトで ON です。 |
Lv(ファイル・フォルダB) | ファイル・フォルダBのレベル値を表示する列です。 デフォルトで OFF です。 |
類似度 | 類似度を表示する列です。 デフォルトで ON です。 |
Lv(類似度) | 類似度のレベル値を表示する列です。 デフォルトで OFF です。 |
ファイル・フォルダのサムネイル表示(ON/OFF)を一括指定します。
ファイル・フォルダAおよびファイル・フォルダBのサムネイル表示を制御します。
フォルダのサムネイルはフォルダ内の最初のファイルのサムネイルを表示します。
サムネイル表示は、テーブルの表示範囲の行のみを必要に応じて画像を読み込んで表示しますが、 処理が重い為、反応が鈍いときがあります。
サムネイルの表示が更新されないときは、[編集]-[サムネ 再描画]を実行してください。
サムネイル表示のサイズを指定します。
サムネイルは画像のアスペクト比を保ったまま、指定サイズの範囲内に収まるように 縮小された画像が割当てられます。
指定できるサイズは、
類似データの情報の常時表示の ON/OFF を制御します。
表示される情報は、
「フォルダ数・ファイル数」は対象となるデータです。
「類似件数」は対象となるデータ間の類似関係のデータを示します。
「表示件数」はテーブルに表示されている件数です。
フィルタ処理をしていなければ、「類似件数」と「表示件数」は同じになります。
常時表示の時は、ステータスバー右側に表示されます。
常時表示が OFF の時は、次の条件の時にステータスバー左側に表示されます。
(左側の表示は、メニューの解説の表示の際やタイムアウトによって消えます)
[オプション]では、アプリケーションの設定に関するコマンドがまとめられています。
削除操作時の移動先のフォルダ(ゴミ箱)を1つ(単一)にするか、ドライブ毎に設けるかを設定します。
ここでの「ゴミ箱」は、OS のゴミ箱フォルダの意味ではありません。
アプリケーションの削除操作では 物理的に削除しません。
代わりに 任意のフォルダをゴミ箱として、削除操作時にゴミ箱へ移動します。
チェックが ON の場合、ゴミ箱は全ドライブで1つしか設けません。
削除対象とゴミ箱が同じドライブならパスの書き換えのみですが、
異なるドライブ間の場合、コピー&削除を行なうために、パフォーマンスが悪くなります。
チェックが OFF の場合、ドライブ毎にゴミ箱を設けます。
削除時、同じドライブのゴミ箱へのパスの書き換えのみで済むので、
パフォーマンスを向上させることができます。
削除操作時の移動先のフォルダ(ゴミ箱)を設定します。
デフォルトでは、アプリケーションがあるフォルダにゴミ箱(dust\)が作成されます。
「ゴミ箱(単一)設定」が OFF の場合、
指定した同じパス名が 各ドライブでそれぞれ作成されることになります。
例えば、c:/temp/ を指定した場合、
他のドライブ(d, e)では d:/temp/, e:/temp/ がゴミ箱になります。
データ追加の行追加毎/再描画毎に、 テーブルの行列をリサイズ([表示]-[テーブルの行列リサイズ]と同じ)を 行なうかを設定します。
アプリケーションの表示フォントを設定します。
設定した表示フォントは直ちに反映されます。
但し、フォントサイズを大きくし過ぎるとラベルが見難くなる箇所があります。
(ファイルビューのボタンにはサイズ固定の箇所があるため)
初期状態の設定値に戻します。
アプリケーションの各所の設定を変更して終了すると、
ini ファイルに変更が保存され、次回起動時に設定値を反映し、
前回の実行時の設定状態に戻します。
初期状態に戻すには ini ファイルを消してから起動しても構いませんが、
[オプション]-[デフォルトオプションに戻す]を実行しても同じ操作になります。
アプリケーションの設定値を ini ファイルに保存します。
明示的に保存する操作です。
終了時にも自動的に保存します。
[ウィンドウ]では、メインウインドウとは別に表示されるダイアログについての機能です。
ファイルビューアを最前面に表示します。
フォルダモードでテーブルのセルをダブルクリックして、 ファイルビューアを表示しているときに、 この操作でウィンドウを最前面に表示します。 他のウィンドウ等で隠れてしまっているときに利用してください。
ファイルビューアを閉じた後や、ファイルモードでは何も起こりません。
画像ビューアを最前面に表示します。
ファイルモードでテーブルのセルをダブルクリックして ファイルビューアを表示しているときや、 フォルダモードからのファイルビューアからファイルビューアを表示しているときに、 この操作でウィンドウを最前面に表示します。 他のウィンドウ等で隠れてしまっているときに利用してください。
画像ビューアを閉じた後では何も起こりません。
[ヘルプ]は、本アプリケーションに関するドキュメントおよびバージョン情報のコマンドです。
ブラウザを起動して、 HTMLのマニュアル(ユーザガイド、リファレンス)を表示します。
ユーザガイドは使い方の概要を、 リファレンスはアプリケーションの各機能の説明になっています。
「Qtについて」のメッセージを表示します。
メモ帳を起動して、Qt の LGPL ライセンス規約 (license_LGPL.txt) を表示します。
中身は、Qt に同梱されている LICENSE.LGPL と同じものです。
メモ帳を起動して、OpenCV のライセンス規約 (license_OpenCV.txt) を表示します。
バージョンを表示します。
アプリケーションのバージョンをダイアログで表示します。
メインウィンドウ内に表示れるテーブルでは、以下の操作が行なえます。
ダブルクリック
ソート
列幅の指定
列の入れ替え
コンテキストメニュー
キーボード操作
キー | 機能 |
---|---|
z | レベル値 +1 |
x | レベル値 -1 |
r | テーブル表示更新 |
d | ファイル・フォルダ削除 |
(スペース) | ダブルクリック動作(ファイルビューア/画像ビューア表示) |
テーブル上で右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。 表示されるメニューはファイルモードの場合とフォルダモードの場合で多少異なります。
ファイル改名 / フォルダ改名
画像ビューアは、2つの画像ファイルを見比べるツールです。
メインウィンドウがファイルモードの時にテーブル内のセルをダブルクリックするか、 フォルダモードから表示されるファイルビューアのファイル名をダブルクリックすると 表示されます。
画像ビューアのウィンドウは、操作によって次の表示状態を持ちます。
ウィンドウを横に2分割して、左右にそれぞれの画像を表示します。 左右のウィンドウのスライダは同期しているので、片方を移動させるともう片方も 一緒に動きます。 また、画像上をドラッグすることで画像をスライドさせることができます。
重ね合わせ表示を指定すると、ウィンドウを十字に4分割して、 上段の左右にオリジナルを、下段の左に重ね合わせの拡大図、下段の右に重ね合わせの 全体図を表示します。 重ね合わせは、オリジナル画像の同座標の排他(XOR)表示です。 右下の全体図では、上段および左下で表示しているエリアを白枠で表現しています。 また、画像をドラッグすることで、表示エリアをスライドさせることができます。
ファイル情報を表示させると、下段に表示エリアを確保し、各項目について テーブル形式で表示します。 背景が青のものは(小さい、古い)を示し、赤のものは(大きい、新しい)を 示します。同値の場合は白色になります。
操作ボタンを表示させると、最下段に表示エリアを確保し、左右それぞれの画像に対する 削除および類似レベルの UP, DOWN のボタンが表示されます。 ボタンを押下すると、メインウィンドウの次の組合せが表示されます。
画像ビューアでは、ウィンドウを広く使う為に、メニューバーは表示せず、 コンテキストメニュー(右クリックで表示されるポップアップメニュー)からの 操作になっています。
コンテキストメニューの項目は以下の通りです。
画像を再描画します。
「画像比較」表示時のダブルクリック操作で表示されるマーキング(四角の枠) を消したい時にお使いください。
画像の拡大・縮小を行ないます。
ズームでは、「標準」、「ウィンドウに合わせる」、
「画像Aに合わせる」、「画像Bに合わせる」の操作が行なえます。
それぞれの説明は以下の通りです。
更に「標準」、「画像Aに合わせる」、「画像Bに合わせる」では、
二つの画像を一緒に拡大・縮小( 8 倍 〜 1/8 倍)も行なえます。
表示名 | 意味 |
---|---|
標準 |
画像をそのまま表示します。 更に、二つの画像を一緒に拡大・縮小( 8 倍 〜 1/8 倍)させることもできます。 |
ウィンドウに合わせる |
表示しているウィンドウに収まるように、アスペクト比を保ったまま、
それぞれの画像を拡大・縮小します。 (二つの画像を一緒に拡大・縮小させることはできません) |
画像Aに合わせる |
アスペクト比を保ったまま、画像Aのサイズの範囲内に収まるように、
画像Bをリサイズします。 更に、二つの画像を一緒に拡大・縮小( 8 倍 〜 1/8 倍)させることもできます。 |
画像Bに合わせる |
アスペクト比を保ったまま、画像Bのサイズの範囲内に収まるように、
画像Aをリサイズします。 更に、二つの画像を一緒に拡大・縮小( 8 倍 〜 1/8 倍)させることもできます。 |
それぞれの画像に対し、回転操作、反転(ミラー)操作を行なえます。
表示名 | 意味 |
---|---|
回転無し | 回転指定を無効にします。 |
回転90度 | 右回り(時計回り)に 90 度回転させます。 |
回転180度 | 右回り(時計回り)に 180 度回転させます。 |
回転270度 | 右回り(時計回り)に 270 度回転させます。 |
左右反転 |
画像を左右反転させます。 |
上下反転 | 画像を上下反転させます。 |
リセット | 回転と反転の指定を無効にします。 |
2つの画像の差分を表示します。
ウィンドウを上下左右に4分割して、上部にオリジナル画像、
下部に XOR 処理した重ね合わせ画像を表示します。
左下は上部と同じ倍率の表示を、右下は全体像を表示します。
XOR 処理では、RGB の各成分で XOR 処理を行ない、
同値なら 0、異値なら差分の大きさをとって表示します。
また、差分のある箇所を 8x8 ブロック単位で記録しています。
記録箇所は最大 100 地点までです。
画像をダブルクリックすると差分のある箇所へジャンプして、
その区画(8x8)を四角の枠でマーキングします。
ダブルクリックする度に次の箇所を表示します。
尚、このマーキングを消すには「再描画」を行なってください。
差分の表示が薄い場合は「差分(強調)」で倍率を上げてください。
「画像比較」の差分表示を明確にするための、倍率指定です。
「画像比較」を行なっているときに有効な指定です。XOR 値を指定数倍します。
ファイルを削除します。
コンテキストメニューを開いた画像(画像Aもしくは画像B)を削除します。
ファイル情報をウィンドウ下部にテーブル表示します。
下記ファイル情報をテーブル形式で表示します。
表示名 | 意味 |
---|---|
パス名 | ファイルのパスを表示します。 |
ファイル名 | ファイル名のみを表示します。 ASCII順に応じて青赤の色付けをします。(前:赤 -> 後:青) |
日時 | ファイルの更新日時(yyyy/mm/dd hh:MM:ss)を表示します。 新旧の応じて青赤の色付けをします。(旧:赤 -> 新:青) |
ファイルサイズ | ファイルのバイトサイズ [byte]を表示します。 サイズの大小に応じて青赤の色付けをします。(小:赤 -> 大:青) |
画像サイズ | 画像の横幅x縦幅のピクセルサイズを表示します。 サイズ(横幅x縦幅)の大小に応じて青赤の色付けをします。(小:赤 -> 大:青) |
操作ボタンを表示します。
ボタン名 | 意味 |
---|---|
削除(左) | 左の画像を削除して、次の組合せを表示します。 |
削除(右) | 右の画像を削除して、次の組合せを表示します。 |
類似レベル+1 | 類似のレベル値を +1 して、次の組合せを表示します。 |
類似レベル-1 | 類似のレベル値を -1 して、次の組合せを表示します。 |
ファイルビューアは、2つのフォルダ間の類似関係の確認、 およびファイル・フォルダの操作(削除、改名、移動)を行なうダイアログです。
メインウィンドウがフォルダモードの時に、 テーブル内のセルをダブルクリックすると表示されます。
ファイルビューアのウィンドウは、 上部がフォルダ関連の操作、下部がファイル関連の操作になっています。
ファイルビューアを、
ファイルビューアのフォルダ欄は、 フォルダに関する以下の操作を行なえます。
ファイルビューアのカレントフォルダ欄は、 カレントフォルダに関する以下の操作を行なえます。
ファイルビューアのファイルリスト欄は、 ファイルについて操作します。
ファイルビューアのファイルリスト欄では
以下のコンテキストメニューが表示されます。
(ファイルリスト欄以外では
別のコンテキストメニュー
が表示されます。)
ファイル連番ダイアログでは、 全ファイルの名称を連番を付けて改名する機能をもちます。
ファイルビューのファイルリスト欄のコンテキストメニュー[連番...]を 選択することで表示されます。ファイル連番では、次の機能を持ちます。
クエリウィンドウに、クエリ画像を指定するには2通りの方法があります。
一方で、クエリ指定を解除するには、テーブル内の解除したいクエリを選択し、
[除去]ボタンを押下します。
[全て除去]ボタンは全クエリを解除するボタンです。
ここで除去されたクエリは、クエリウィンドウからの参照が消えるだけで、画像ファイルの実体は消えません。
クエリによる類似検索を行うには、 クエリウィンドウ上で、 クエリ画像を指定した後に、[検索]ボタンを押下します。
類似結果は、メインウィンドウに表示されます。
メインウィンドウのテーブルのクエリ列にクエリ画像が、
ファイルB列に被検索対象(自己相関のデータ)の画像が表示さます。
デフォルトでは、
アプリケーションの起動時に、最後に操作(保存もしくは読み込み)したデータファイルを
読み込みます。
この読み込み処理を行なわないようにするには、ini ファイル中の一文を次のように変更します。
-------------------------------------------------- INIT_AUTO_LOAD=false -------------------------------------------------- (Version 1.7.0 より書式が変わりました。)
アプリケーションの終了時に、自動的にゴミ箱を空にするには、 ini ファイル中の一文を次のように変更します。
-------------------------------------------------- CLEAR_DUST_AT_END=true -------------------------------------------------- (Version 1.7.0 より書式が変わりました。) (Version 2.0.0 よりデフォルト値がtrueになりました。)
カラーモードについては、
ユーザガイドの
Q2. 類似アルゴリズム(カラー)のパラメータを変更したいのですが?
を参照下さい。
一方、OpenCV 特徴量については、
ユーザガイドの
Q11. モード OpenCV特徴量 のカスタマイズ方法は?
を参照下さい。
ユーザガイドの Q9. スレッド処理の優先度を変更できますか? を参照下さい。
(Internet Exploer で開く場合) -------------------------------------------------- BROWSER_PATH=C:/Program Files/Internet Explorer/iexplore.exe -------------------------------------------------- (Version 1.7.0 より書式が変わりました。)