●データベースの設定
  アクター・職業
・装備

○アクター
 データベース上の設定はデフォルトと同様です。

・メモ欄でのSRPG独自のパラメータの設定
 メモ欄に一定の書式で書き込むことで、SRPG独自のパラメータを利用できます。
例:
 書き方
 <名前 X> のように書き込みます。これは、全てのメモ欄の設定で共通です。
 ・両端を<>で囲む。
 ・指定するパラメータの名前を書き込む。
 ・名前の後ろに、半角スペース+半角数字を書き込む。
 例:<基本移動力 6>

アクターで使用できるパラメータは次の通りです(スクリプトにも『メモ設定項目一覧』があります)。
<基本移動力 X> ユニットの移動力(基本値)です。0〜99で設定します。
複数の項目に設定されている場合、最も小さい値が採用されます。
一つも設定されていない場合、5に設定されます。
基本的に、アクターや1種類の装備等どれか一つに設定することが推奨されます。
<追加移動力 X> ユニットの移動力(加算値)です。1〜99で設定します。
設定した値が基本値に追加されます。移動力の最大値は7です。
装飾品など、追加で移動力を上げたい場合に使用します。
<射程 X> 「通常攻撃」で使用する武器の攻撃射程です。1〜99で設定します。
二刀流の場合、大きい値の方が使用されます。
全ての項目の値を加算したものが使用されます。
<最低射程 X> 「通常攻撃」で使用する武器の最低射程です。1〜99で設定します。
この距離より近い相手には使用できなくなります。
射程より大きい場合、自動的に補正します。
<直線射程> 記述すると、武器の射程範囲が円形から直線形になります。
一つでも設定されていると有効になります。
<範囲 X> 武器の効果範囲です。1〜5で設定します。
複数設定されている場合、加算されます。最大値は5です。
一つも設定されていないと1になります。
<速度補正 X> スキルの待機時間・詠唱時間を補正します。
0 〜 200%の範囲で設定します。(101以上は、-100した値を使用)
100より大きいと待機時間減少、100以下だと待機時間増加になります。
 例:120 → 20%減少、100 → 100%増加(2倍)
通常攻撃時の待機時間には影響しません
(こちらは、「特徴」の『攻撃速度補正』で設定してください)。
<初期位置 X> 少人数戦闘で使用します。
戦闘開始時に前・中・後ろのどこに位置するかを決定します。
狙われやすさには影響しません(狙われ率は「特徴」で設定してください)。
0:前衛、1:中衛、2:後衛 になります。
複数に設定されている場合、より大きい値が適用されます。
<移動許可 X> 地形タグを利用した「移動コスト」と「移動不可」に影響します。
Xに1〜7の半角数字を入れると、
設定した値以下の地形タグによる移動力コストを無くし、
地形タグが設定されたチップが通行不可の場合、移動可能にします。
複数に設定されている場合、より大きい値が適用されます。
使用例は、データベースの設定>その他のタイルセットの項を参照してください。
 <攻撃計算式 X> 通常攻撃のダメージ計算式を、設定した値のIDのスキルの計算式に変更します。
計算式と分散を使用します。
与えるダメージに敏捷の値が影響するアクター、一定のダメージを与える武器などが
作ることができます。
*向き補正の影響を受けるので、一定値を設定する場合は注意。 
<行動順序画像使用> 行動順序ウィンドウで専用画像を使用するようにします。
#または%のついた画像は自動で専用画像を使用しますが、そうでない画像で専用画像を使う場合に使用します。
専用画像が用意されていないとエラーを生じます。
<ゲスト> バトルリザルト画面を使用時、このメモが設定されていると、獲得経験値画面で
表示されなくなります。
通常、バトルリザルト画面ではパーティーメンバー全員が表示されます
(多人数戦闘で参加していても、パーティーに入っていないと表示されません)。 

*移動力や射程の設定における注意点
 バージョンアップに伴い、移動力や射程の最大値の制限を事実上無くしましたが、
 これらの計算は値が大きくなると加速度的に重くなっていきます。
 PCの演算能力にもよりますが、あまり大きい値(目安としては10以上)を設定することは推奨されません。

記入例
武器のメモ欄
 <射程 1>
 <範囲 3>
  ⇒射程1、効果範囲3の武器になります。

アクターのメモ欄
 <基本移動力 5>
  ⇒基本移動力が5に設定されます。

・防御について
 SRPGで防御ができると先に攻撃した方が不利になるため、
 アクターのコマンドから「防御」コマンドが無くなっています。
 エネミーの行動でも「防御」を選択すると「待機」扱いとなります。
 そのため、エネミーを行動させずに待機させたい時は「防御」にしてください。

 ただし、特徴の「特殊フラグ 防御」は使用可能です。
 スキルやステートで付加することで一時的な防御状態にすることは可能です。

 また、「スキル002:防御」を待機時に使用します。
 TP回復値など待機時の処理はここで設定してください。

・立ち絵グラフィックの設定
 本素材集には、立ち絵グラフィックを使用する機能が備わっています。
 使用不使用は、スクリプトの『カスタマイズ・ポイント』で設定可能です。

 立ち絵を使用する場合、ファイルを用意してPicturesフォルダにインポートする必要があります。
 どの立ち絵を使用するかは、ファイル名によって設定します。

 *RTPの素材に関しては、既に設定済みのものがインポートしてあるため必要ありません

 設定法
 アクターで設定した顔グラフィックのファイル名とインデックスから
 使用する立ち絵ファイルのファイル名を自動的に作ります

 ファイル名は、『顔グラフィックのファイル名+-(ハイフン)+半角数字』です。
 半角数字がインデックスを表します。

 例:Actor1という名前の顔グラフィックファイル、インデックス0 (ラルフ)
   ⇒ 立ち絵には、『Actor1-0』というファイル名のグラフィックを使用します。

 指定したファイル名のファイルがPicturesフォルダに無い場合、エラーとなるので注意してください。

  インデックスは以下のとおりです。
 


○職業
 データベース上の設定はデフォルトと同様です。

・狙われ率について
 「狙われ率」も対応しているため、後衛など狙われにくい職業を作りたい場合、
 Aceデフォルトと同様に特徴で設定します。
 *攻撃対象の決定時は、
 『攻撃可能な距離にいる相手をリストアップ』⇒『その中から狙われ率に応じて攻撃対象を決定』
 という流れをとりますので、攻撃可能な範囲内に一人しかいない場合は
 狙われ率に関わらず攻撃対象となります

・メモ欄でのSRPG独自のパラメータの設定
 メモ欄に一定の書式で書き込むことで、SRPG独自のパラメータを利用できます。
 設定できる項目はアクターと同じです。


○武器・防具
データベース上の設定はデフォルトと同様です。

・通常攻撃時の追加待機
 通常攻撃を行った時に追加待機を加えたい場合、『特徴』で『攻撃速度補正』を設定してください。
 ただし、負の値は設定できないので注意してください。
 例:速度補正15 → 攻撃時、本来の待機時間の15%分、待機時間が延長されます。
 *フルターン方式では無効です。

・SRPG独自のパラメータの設定
 メモ欄に一定の書式で書き込むことで、SRPG独自のパラメータを利用できます。
 設定できる項目はアクターと同じです。

・説明文
 専用の特殊文字が使用できます(武器・防具の説明文でのみ使用可能)。

\I 装備に設定されたパラメータ(装備用)を表示します。
設定されたものすべてを表示するため、たくさん設定されているとはみ出すことがあります。
表示できるのは、以下のパラメータです。設定されていないものは無視します。

射程・最低射程・範囲・直線射程・基本移動力・追加移動力・初期位置

 例:\I ⇒その武器や防具に設定された射程などが「射程:X」のように表示されます。