●多人数戦闘
   特殊ユニットの作成

特殊ユニット各種については、サンプルマップでも作成していますので参考にしてください。

○イベントユニット
イベントを作成し、名前に
<イベント>
と入力すると、イベントユニットとなります。

イベントユニットは、通常の(非戦闘時の)イベントを戦闘時にも使用可能にするものです。
イベントの起動トリガーが、通常の『決定ボタン』『プレイヤーから接触』などから
アクターユニットがイベント上で行動終了(待機や攻撃)する』に変化したイベントだと思ってください。

設定内容は、基本的に通常のイベントと同様に作成することができます(イベント内容やグラフィックなど)。
個々のイベントに通常と同様にイベントの実行内容を設定すると、
イベントユニット上でアクターが行動終了した際に、そのイベントの実行内容を実行します。

前作では、名前に設定したコモンイベントを呼び出す仕組みでしたが、
今作ではイベントに設定された実行内容を直接実行します。

その他
・ページを切り替えてイベントの内容が空のページに切り替えれば、そのイベントは機能しなくなります
 (通常のイベントと同様です)。
・イベントユニットはその上にキャラクターが乗ることで機能する仕組みになっているため、
 戦闘時は自動的にプライオリティが『通常キャラより下』に変更されます。
・イベントの条件分岐>スクリプトに
 $game_temp.in_battle
 と記述すると、戦闘中か否かによって条件分岐させることが可能です。


○通行不可能オブジェクト
イベントを作成し、名前に
<通行不可>
と入力すると、通行不可能オブジェクトになります。
ただし、通行不可能オブジェクトとして機能するにはグラフィックが設定されている必要があります。

このオブジェクトは敵味方全員が通行不可能になるため、扉や壁、障害物などを作ることができます。

また、ページを切り替えてグラフィックが設定されていないページにすると、
通行不可能の機能が働かなくなり、通行可能となります
この機能により、スイッチで開く扉などを作ることができます。


○通行可能オブジェクト
イベントを作成し、名前に
<通行可>
と入力し、イベントのグラフィックに『通行可能な設定がされたタイルセットのグラフィック』を
設定すると通行可能オブジェクトとして機能します。

このオブジェクトは敵味方全員が通行可能であり、橋などを作ることができます。
なお、通行可能オブジェクトの上は全て移動コストが1になります。

また、ページを切り替えてグラフィックが設定されていないページにすると、
通行可能の機能が働かなくなり、通行不可能となります
この機能により、スイッチで出現する橋などを作ることができます。


○ダミーエネミー
多人数戦闘でのみ使用可能です。少人数戦闘では無効化されます。

イベントを作成し、名前に
<ターゲット X> (<>で両側を囲み、中にターゲット+ (半角スペース)+半角数字)
と入力すると、イベントIDがXのエネミーに対するダミーエネミーとなります。

例)<ターゲット 10>とすると、イベントID10番のエネミーのダミーとして働きます。

ダミーエネミーは、エネミーと同じ通行判定を持ち、エネミーと同様に攻撃やスキルの対象となります。
しかし、エネミーとして行動することはありません。
攻撃やスキルの対象として使用すると、指定したIDのエネミーに効果が及びます。
また、指定したIDのエネミーが戦闘不能等になると一緒に消滅します。

例)<ターゲット 10>のダミーエネミーを攻撃すると、イベントID10番のエネミーにダメージが入ります。

通常、エネミーは1マスの大きさですが、ダミーエネミーを使う事で複数マスを使用する
大型モンスターを演出することができます。
ただし、移動することはできませんので固定モンスターに向いています。