ストーリー
二人の少女は気付いていた。
それが、偽りの夜であることに。
二人の少女は気付いていた。
それは、自分がどうにかしなければいけないと。
最近、夜が長くなってきている。
本来安らぎを与えるはずの夜。
しかし今は不安を感じさせる夜。
エルディッドは気付いていた。
この空には何かが足りない。
闇は悪魔のとって必要なものだが、この夜は違う。
何かが足りない。夜に満たされない。
翌朝、彼女の姿はその家には無かった。
どこか怪しい悪魔、ダイアナは気付いていた。
この空に足りないものに。
彼女がお気に入りの飾りが、今夜は輝かない。
彼女はすぐに分かった。
装飾品は、なぜ輝くことができるのか。
彼女はそれが必要だったから。
とりあえず、行けばわかるだろう。
だれが、なぜ、こんなことをしているのか。