対戦車攻撃力と装甲貫通判定

このゲームの装甲貫通判定は、現実に近いモデルを使っているため複雑です。ここでは1つ1つ解説していきます。

対戦車攻撃力

ステータス「対戦車攻撃力」は、敵の装甲を貫く能力を示します。大雑把に言えば、装甲を貫通できるかは「補正後の対戦車攻撃力−補正後の命中箇所の装甲厚」です。そのためこちらの対戦車攻撃力よりも、相手の装甲防御力が高い場合は、どんなに工夫しても完全貫通は不可能です。

距離と貫通力

遠くにいる敵を攻撃するほど、貫通力は低下します。ステータス「射程」が高いユニット、つまり射程距離が長いユニットほど1マスあたりの低下率は小さくてすみます。

命中箇所と装甲防御力

ステータスに「車体前面装甲」、「車体側面装甲」、「車体背面装甲」、「砲塔前面装甲」、「砲塔側面装甲」、「砲塔背面装甲」がある通り、ユニットは部位ごとに違う装甲厚を持っています。この中で実際に貫通判定に使うのは、命中箇所の装甲のみになります。車体前面に命中すれば、装甲は車体前面のものが、砲塔側面に命中すれば砲塔側面の装甲が計算に使われます。
攻撃時にカーソルを合わせると、どこに何%の確率で命中するか表示され、命中時にもどこに命中したかが表示されます。装甲ユニットは、縦長なので被弾面積の違いから側面装甲へ当たることが多くなっています。また車体に命中するか砲塔に命中するかはランダムですが、史実通り砲塔に命中する事のほうが多いです。

※実際の突撃砲に「砲塔」という部位はありませんが、便宜上車体上部を砲塔として扱っています。

入射角と装甲防御力

入射角
2つの赤い矢印は同じ長さですが、斜めの方が灰色の部分を抜けるのに距離が必要です。このような現象が、装甲を貫く時にもおきます。つまり浅い角度で着弾した場合は、本来の装甲厚以上に防御力が高くなります。どれぐらいの角度で着弾するかは、位置関係次第です。

射角3射角2
左の図のように正面を向きあって、真正面から撃ち合えば正面装甲に垂直に着弾します。
右の図のように少し斜めに構えて撃った場合は、大抵は正面に垂直に近い角度で着弾しますが、側面装甲にかすれるような浅い角度で着弾する事もあります。この場合は防御力が非常に高くなるのでまず弾かれてしまうでしょう。

肉薄攻撃

歩兵、および装甲擲弾兵の対戦車攻撃力は非常に低いです。しかしこれらのユニットは、一切移動させずに、隣接するユニットを攻撃すると、強力な肉薄攻撃が出せます。肉薄攻撃は装甲を無視するので、当たりさえすれば必ず貫通します。


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