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ルール解説

囲連星の簡単なルールを解説しております。
実際にやってみたいと思われた方はメニューの「やってみよう」を参考に対局して下さい。
 
1  囲連星

囲連星は盤と石を使って行う知的ゲームである。
 

2 用具
 
囲連星盤 ほぼ正方形で19本の等間隔の縦線と19本の等間隔の横線を交差させ
361点の交点からなる。(囲碁盤での代用可能)
 
形が円形であれば、材質が石でなくとも、その大きさと厚さが盤に適合するもので
白黒判別できればよい。(碁石での代用可)
 
3 用語とその定義
 
盤点

囲連星盤の縦線と横線の交点のこと。
石が置かれているかどうかに関わらずそう呼ぶものとする。
 

空点

石が置かれていない盤点のこと。
 

1線・2線

隣が盤外になる盤点の集合を1線、その内側に隣接する盤点の集合を2線とする。
 

縦・横・斜めのいずれかの隣接する盤点に同色の石が空点をはさまず
一直線上につらなるもの。
ルール用語としての連というのは七連と長連のみに用い、
六連・五連などは単に六・五という。
 

七連 7個の石の連。白の長連(次項)も七連と呼ぶものとする。
 
長連 8個以上並ぶ石の連。
 
同種の石を1個加えると七連になるもの。
白の場合は、珠法の差があるので
1個石を加えると長連になるものも六とみなす。
 
同種の石を1個加えると六になるもの。
 
規定本数

七連を何本並べれば勝ちとするかを示すもの。1本制、2本制など。
 

自殺手

打った瞬間に取られてしまう手。囲まれている場所に打つこと。
ただし同時に相手の石を囲める場合は自殺手ではない。
 

千日手

同じ局面が繰り返される手。
 

4 競技の方法

対局前に規定本数を決めておく。
対局者間で先,後を決める。
多くは両対局者が任意に石を握り、その合計数が奇数であれば、
そのとき黒石を持った方が先、白石を持った方が後となり、
その合計数が偶数であれば上記の逆となる。

囲連星競技は2人の対局者が囲連星盤を用い、
先手が黒、後手が白の石を交互に一手ずつ着手することによって行われる。
着手は対局者の権利であって義務ではない。
したがってその着手の権利を放棄することができる。
ただし、権利を放棄しても、着手としての意義は残る。
 

5 囲い

隣接する盤点を相手の石に囲まれた石は盤面から取り上げられる。
 

6 勝敗
 
6-1 先に七連を規定本数作った対局者を勝ちとする。
白は長連でも七連と認める。ただし,次項にあげる例外もある。
 
6-2 1・2線の石は七連にカウントしない。ただし黒の長連反則(後述)の対象になる。
 
6-3 最後の七連の出現と自殺手が同時に発生する場合、七連を優先し勝ちとする。
 
6-4 相手の対局者が反則した場合勝ちとなる。
 
6-5 相手の対局者が投了の意思表示をしたとき。
なお投了の行為は全てのルールに優先する
 
7 反則
 
7-1 黒の長連。
 
7-2 規定本数が2本以上の場合、七連同士が繋がった場合は反則負けとする。
 
7-3 千日手。
 
8 引き分け(満局)

次の場合引き分けとする。
 
8-1 両対局者が合意したとき。
 
8-2 両対局者が連続して着手を放棄したとき。
 
[平成17年3月22日制定]
[平成18年12月13日改定]


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