魔導師クレイジョーネ
創造の名を持つその魔導師は、破壊の名を持つ魔獣ゼルストログを生み出した
ゼルストログは己の生まれたその世界を滅ぼし、別の次元へと旅立っていった
それから長い長い年月が過ぎ、歴史は紡がれていき
ゼルストログによって滅ぼされた世界は再び活気を取り戻していた
そんな世界を再び滅ぼさんと、第2のゼルストログを生み出すべく
ある迷宮の奥深くで研究を重ね続けていた者がいた
滅びの時からただ一人だけ、今も生き残る者
クレイジョーネ
全ての始まりのこの世界で
冒険者たちは最後の物語の主人公となる……
ダンジョンRPGです。ダンジョン内は自由に移動できますが、街やアジトでは、移動はなく、コマンド選択のみの形式になっています。戦闘では素早さの早いものから行動順が割り当てられていき、敵の行動に割り込みをかけて攻撃したり味方をかばったりするICシステム、武器と魔法の組み合わせで使用可能な特殊魔法や特殊攻撃などがあります。また、『JLabyrinth』『JLabyrinth2nd』『JLabyrinth3rd』で製作し育て上げたキャラクターのデータを使い初期能力の高めのキャラクターを作成することもできます。
カーソルの移動・ダンジョン内を移動 | カーソルキー |
ダンジョン内で前進を継続 | Ctrlキー+↑キー |
決定ボタン・ダンジョン画面→メニュー画面へ | Zキー |
取り消し・メニュー画面→ダンジョン画面へ | Xキー |
ダンジョン画面とマップ画面の切り替え | Cキー |
ゲームを開始するとテロップが流れ(キー入力で省略可能)、その後タイトル画面が表示されます。タイトル画面では素直にZキーを押してください。Zキーを押すとアジトへ移動します。
初回プレイで、まだキャラクター未製作の場合は、選択肢は『キャラクターを作る』しか表示されません。上の画像はキャラクター製作後の状態です。アジト内で、Xキーを押すと基本的にはこの画面に戻ります(空き部屋を除く)。また、パーティメンバーが一人もいない時は、『魔法を扱う』以下のコマンドは選択できません。
キャラクターの製作は0から新しいキャラクターを作る「新規」と、過去3作『JLabyrinth』『JLabyrinth2nd』『JLabyrinth3rd』のプレイデータから作る「転生」の2種類があります。
新規キャラクターの製作は以下の通りです。
転生でキャラクターを作る場合は、まず過去の作品のデータフォルダ(『JLabyrinth』の場合は「data」フォルダ、『JLabyrinth2nd』の場合は「jl2_data」フォルダ、『JLabyrinth3rd』の場合は「jl3_data」フォルダ)から「jlf_data」フォルダに「キャラクター名.dat」ファイルをコピーしてくる必要があります(そのままファイルにデータを書き込みますので、移動ではなくコピーするのを勧めます)。
ファイルをコピーしてからは以下の通りです。
『JLabyrinth』からの転生はレベル30以上、他2作からの場合はレベル60以上のキャラクターでないと転生することはできません。転生時に受け継がれるものは以下の通りです。
魔法、装備は受け継がれません。上記の通り、能力値は新規キャラクターより高めにはなるものの、レベルそのものは0からです。
キャラクターを作ったら、
の手順でパーティを作ります。味方パーティの並び順に有利不利は特にありません。
また、パーティ構成を保存したり(保存できる組み合わせは一組のみ)、保存したパーティ構成を読みこむこともできます。
『魔法を扱う』では、キャラに魔法を覚えさせたり、魔法を忘れさせたり、覚えた魔法効果の確認が行えます。魔法を覚えるには、パーティが一人以上いる状態で、
の手順で魔法を覚えられます。魔法ごとに覚えるための必要最低魔力が存在し、それ以上の魔力がないと覚えることはできません(詳しくはこちらを参照)。
魔法を忘れるには、
の手順です。
また、
で、キャラの使用できる魔法、特殊魔法、特殊攻撃の説明を見ることができます。アジトでは魔法を使用することはできません。
『ステータス』ではキャラのステータスを確認できます。設定、素の能力値、経験値、装備アイテム、魔法、特殊魔法、特殊攻撃を見ることができます(魔法、特殊魔法などの細かい効果の確認は出来ません。ここでは名前を見るだけです)。
『装備』では武器や防具、アイテムなどを装備したり、それらを外したりできます。
ジョブチェンジしたい時は、
の手順です。ジョブチェンジするとアイテム以外の装備は外れ、手元に残ります。また、手持ちアイテムがいっぱい(97個以上)だとジョブチェンジできません。ジョブチェンジをしても、レベルアップしない限り能力は変化しません(詳しくはこちらを参照)。
アジトにある空き部屋には何者かが使用したと思われる魔法により魔力が残留しています。何かあるのかもしれませんが、ゲーム開始時には何もすることはありません。
パーティを作ったら街に行きます。アジトと同じく、街でXキーを押すと上の画面になります。
よろず屋ではアイテムの売買ができます。製作直後のキャラは何も装備していないので、まずは安い装備を買うのが良いでしょう。最初から中級クラスの装備も買えますが、宿代、教会代などがなくなる可能性があり危険です。アイテムを売る時は買値の半額で取引されます。
宿屋では全員のHPとMPを100Gで全回復できます。ただし、回復できるのは生きた者だけです。
死んだ者は教会で一人100Gで復活させることができます。
街で準備が済んだら、ダンジョンに行きます。ダンジョンに入るとすぐに上のメインメニュー画面になります。ダンジョン移動中にZキーを押すか、他のメニュー画面にXキーを押すとこの画面になります。また、今いるダンジョン名と階数、現在の座標が上に表示されます。
メインメニューでとれる行動は
です。
各キャラクターが装備できる種類と数は
です。(その他アイテムとは回復アイテムや爆弾などを指します)その他アイテム以外は既に装備している状態で別のものを装備すると、古いものは外れ、手元に残ります。その他アイテムは8個装備している状態で新たに装備すると、一番上のアイテムがハズで、手元に残ります。
メインメニュー画面でXキーを押すとダンジョン画面になります。こちらでは階数と向いている方角が上に表示されます。ダンジョン画面ではカーソルキー左右で方向転換、上で前進します。壁にある四角は扉を表し、その階で鍵を手に入れないと通過できません(鍵があればそのまま扉に向かって前進するだけで通過できます)。
ダンジョンでは一つの階にそれぞれ10の宝箱が設置されています。中には装備や鍵などが入っています。
天井に台形のマークがあるものが上り階段、床に台形のマークがあるものが下り階段を表します。
ダンジョン画面でCキーを押すと今いる階の地図を見ることができます。何も消費することはないですが、一度も歩いたことのないところは表示されません。
ダンジョン内を歩いているとモンスターとの戦闘になります。出現するモンスターは現在いるダンジョンと階数、そして確率で決まります。
各キャラごとにMAX100のゲージが用意され(敵のゲージは非表示)、ゲージが溜まったものから行動できます(ゲージが溜まるモーションは無いです)。ゲージは素早さが高いほど溜まりやすくなっています。また、行動選択中はゲージは溜まりませんので、落ち着いて選択できます。
キャラの名前の上の小さな漢字は補助魔法の効果を表します。行動を強化する効果と封じる効果(クイックとスロウなど)が同時にかかっている場合は、優先順位の高い封じる効果のみしか表示されません。
ターン時にとれる行動は
の8つです。一部の特殊攻撃以外は行動するとゲージが100減ります。
このゲームでは敵の魔法や息攻撃などの予備動作に割り込んで行動を起こすインターセプト(IC)というものがあ
ります。ICは敵が予備動作のある行動を取る時、ゲージが75%以上、且つゲージがパーティ内で最も溜まっている者だけが可能になります。ICで取れる行動は以下の3つがあります。
行動 | ゲージ75〜90% | ゲージ90%以上 |
攻撃 | 攻撃して相手のバランスを崩す。 しかし攻撃そのものは命中しない。 ゲージ消費は140。 |
攻撃して相手のバランスを崩す。 必ず命中するが会心の一撃はない。 ゲージ消費は140。 |
飛び出す | 飛び出して単体攻撃の対象になる。 味方単体が対象の場合は無力。 全体攻撃にも無力。 ゲージ消費は70。 |
飛び出して単体攻撃の対象になる。 更に味方単体への対象にもなれる。 全体対象には無力。 ゲージ消費は70。 |
飛び退く | 飛び退いて単体攻撃の対象から外れる。 全体攻撃には無力。 パーティが自分だけの時は無力。 ゲージ消費は70。 |
飛び退いて攻撃の対象から外れる。 全体攻撃に対しても効果あり。 パーティが自分だけの時は無力。 ゲージ消費は70。 |
また。ICを使用したキャラは防御状態かパリィ状態であったのならばその効果は解除されてしまいます。
もちろん、ICせずにそのまま相手に行動をさせることも可能です。闇雲にICを使っても効果はありません。
などを頭に入れておき、よく考えて選びましょう。
モンスターを全員倒すと、経験値とお金、一定の確率でアイテムを手に入れて戦闘終了です(アイテムを落とすのは一回の戦闘で一匹のみです)。
ダンジョンの奥深くに行くほど、敵は手ごわくなっていきます。今いる階の敵と同程度のレベルになってから下の階に行くようにしましょう。
また、特定の階の階段の手前ではボスモンスターが控えている可能性がありますので注意してください。